今日、知人が仙台に車で戻りました。
彼は、ほんの数ヶ月前に仙台赴任となり、被災しました。
そして、あの大変な状況の大地震の夜、
仙台中心部から14時間かけて東京にプリウスで戻ってきました。
その夜は、避難する場所も何もなく自動車泊を余儀なくされる中、
電気もなくなり…彼は東京に向かったのでした。
道路は、亀裂や盛り上がりで凸凹。瓦礫をかきわけ、迂回に継ぐ迂回。
宇都宮にたどり着くまでは、何もないどうしようもない事態だったそうです。
そんな彼が、会社の命を受け、東京1泊で仙台に車で戻るというのです。
厳しいことです…。
東京で充電した携帯で、仙台の友人たちに頼まれた
哺乳瓶やおむつを積み込み、さらに困っている仲間のため
水や電池、懐中電灯を買おうとしたところ…
どこのスーパーにもコンビににも…水も食料も懐中電灯も電池も何もなし。
彼は、ほとんど何も持たずに、東京をあとにしました。
こんなせつない話があっていいものかと…私は思いました。
総集編のテレビで見たオイルショックの時のようです。
必要以上の買い占めはやめて、ささやかですがひとりの人が東北に運ぶ
物資が何もないような状態にはならないようなったらいい…です。
今日、被災したメンバーの家族から電話がありました。
やっと電気が少し通ったようです。
東京では電車が全部動かなかったり、
お店がやってるのかやってないのかわからないぐらい暗かったり、するけれど。
そんな事で、少しでも東北の皆さんに電気が届いてくれるなら、いいです…。
こんなことぐらいじゃ何も役に立っていないのか、少しは役に立っているのか、
そんなことすらわからない私です。
でも、国をあげて計画停電しようとしているんだから、きっと直接のお役にはたてなくても
そのおかげで何かいい影響になるはず…。そう思いたいです。
誰もが怖いと思っている原発のもとで働いて下さっている方、本当にありがとうございます。
被爆問題、本当に心配です。
海外からの支援も、本当にありがとうございます。
物資から、人から、レスキュー犬、本当にありがとうございます。
一刻もはやく救助の手が細部まで届きますように。
自衛隊の皆さんや警察消防、救急隊。プロの皆さんに任せっきりの私たちです。
どうぞご無事でお仕事されますように。
ただ、ただ、祈るばかりです。
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