2012年2月10日金曜日

大好きだった ライアルワトソン先生…


『未知の贈りもの』



『生命潮流 - 来るべきものの予感』
『風の博物誌』『水の惑星 - 地球と水の精霊たちへの讃歌』
『ネオフィリア - 新しもの好きの生態学』
『シークレット・ライフ - 物たちの秘められた生活』
『アースワークス 大地の営み』
彼の本が大好きだった。

写真集でもあった『わが心のアフリカ』は、
内藤忠行さんの写真で、筑摩書房より1992年に刊行された
ワトソン先生のエッセイ。アフリカで動物たちを追い続けた
素晴らしい本だった。


桜月流は、内藤さんに写真を撮って頂いていたので…

内藤さんからワトソン先生の話を聞かせて頂いたりした。


ライアルワトソンはイギリスの科学者。
植物学、動物学、海洋生物学、
人類学や地球環境学、地理学、地質学…。
10の学位を持ち、ジャンルを超えたスケールで、
世界中を旅するものすごいフィールドワークを実践して、
「自然学」を作り上げた人でした。


地球の「神秘性」「神聖さ」「美」「生命力」を教えてくれた。
この世界は広大で素晴らしく活力に満ち、
そして、神秘に彩られて
こんなにも美しい…と、教えてくれた。

直感に優れ、科学者ならではの大胆な仮説。
そういう世界にグイグイ引き込まれた。

私の剱舞に、創作活動に
たくさんの刺激を与えてくれた人だった。

彼は地球を心から愛していたんだと思う。

今日、すごく彼に会いたくなって…。
彼を訪ねようと思い立ったのだった。
折口信夫先生と一緒。彼は、もういなかった。

しかも、彼の死の直前に、
私は彼との遭遇をミスしているのだ…。
本当は会えたのに、
来日中の彼とのチャンスを一度逃してしまっていた。

今日の今日、このことを知り、あの日のことを思い出し
後悔の気持ちがあふれて止まらなかった。



この写真は、内藤忠行さんに撮って頂いたものです。


ワトソン先生に、剱舞、観てもらいたかった。
一度でいいから、観てもらいたかった、です。

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