2012年8月3日金曜日

富山の端に月を仰ぐ… 南総里見八犬伝の地に満月水を汲みに

今日は、南総里見八犬伝の地へ満月水の湧き水を汲みに行きました。








美しい湧き水。
富山のを仰ぐ、この地に月から注がれる変若水。
私は、今日のこの満月晩に、水を汲みにくることを決めていました。




八房と籠った洞窟のある富山。
そこから西方へ旅立つために
「見送りいそぐ」と歌った浮世の月は、
どのような輝きだったのでしょう。
それを私は感じておきたかったのです。
八剱士たちの元に散り発った光明(ひかり)の玉。
その玉が飛び去った後…ただ、その目に残った月。




『八犬伝』は、
八つの徳を象徴した「みすまる=玉」の宿命を持つ剱士たちの物語です。
この作品を創造し、皆で演じるにあたり
この南総の地に眠る歴史残る先人たちのお許しを頂きたい。

そのご挨拶と、主人公たちが愛でたであろうお月さまの変若水を
おわけ頂き、作品とファンの方々と出演者スタッフ一同の常若を
祈りたかったのです。

満月水の効力は30日。
私は、この特別な満月水を cafe松風窓 でもお客様に
『八犬伝コーヒー」としてお出ししようとも考えています。




今、桜月Facebookファンページから
『八犬伝コーヒー』の記事に「いいね」を押して頂きまして
公演にご来場いただきますと、この『八犬伝コーヒー』の無料券を
劇場でもれなく差し上げます。

桜月流のフェイスブックのアドレス
http://www.facebook.com/ogetsuryu

月には変若水という不老長寿の水があるといいます。
満月水は、その日本の古き言い伝えにある月を水に映して
その常若なる効力を頂戴しようと願う水です。

私が、今日、この満月の美しいお月さまを見上げて汲んだ湧き水。
月の舞をし、八犬伝の主題歌である『八つ、兆す』を歌い、
伏姫に繋がる全ての剱士たち前に歌舞を奉納し、汲んだ水。

私たちも、馬琴が残していった人物たちのように
仁義礼智忠信孝悌 の八徳を尽くし、
精一杯命の限り生きる生き方をしたい。

この満月水を通して、その教えにあやかることができたら…
そんな思いで汲んで参りました。
皆様と、その思いを共に感じることができたら、とても嬉しいです。




いよいよ近づいてきた
8/18(土)19(日)、東池袋駅に隣接した劇場あうるすぽっと における
桜月流 KIZASHI 公演『八犬伝』。
ぜひ、私たちの剱に生きる姿を観にいらしてください。

八犬伝チケット http://j-stage-i.jp/ticket_choice.html

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