2011年7月9日土曜日

 「日本の風土」オギュスタン・ベルグ博士の講演

多摩センターからモノレールに乗って、明星大学へ。
ベルク先生のお話を聞く為です。













私は先日、先生がパネラーをつとめられたシンポジウムのレセプションで
桜月流は剱舞をご披露させて頂きました。

私はその日、先生がお話しされた風土性(=ミリュー)の話にとても感銘を受けました。
先生と奥様は、私たちの舞をご覧になり、「とても美しい」と、言って下さいました。
とても…嬉しかったです。

その日が御縁で、私はそれから2回、先生とお話をさせて頂く機会がありました。
3.11以降、先生は日本に戻っていらして、九州から国後島までを歩かれました。
先生のご研究には東北の風土紀行を中心として行われた15年の歳月がありました。
先生の著作を拝読していると、本当に日本を愛しておられるんだなぁと思います。
現代日本人よりも日本人的思考のフランス人さんなのです。




















昔の日本人は、人やモノやコトとの間が繋がってることをもっと大事にしていたのに。
人が効率のために人を排除するような時代になってしまって…。
今こそ、風土性を大切にしなければいけません。
効率が生命より、その大切さが上回るわけがありません。

本当にそう感じさせられました。
先生の今日のお話はすごく力強かった。
今週金曜日、先生はフランスへ帰国されます。


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