松風窓の冷蔵庫が壊れた。
前マスターの頃からの年代物。
あって当たり前のものが、こうしてなくなった時のダメージの大きさ。
ほんの、100年弱の間に、私たちは冷蔵庫という
文明の奴隷になってしまったのだ!


冷蔵庫。


こんなレトロな冷蔵庫の頃は、冷蔵庫は大切に珍重されただろう。
今みたいに、冷蔵庫=当たり前的な発想はなかったであろう。
なんたって、電気がやってくる前は、氷室だったんだから!
山の天然氷の洞窟みたいなところから、氷をとってきて
優雅な暮らしの貴族のみが甘葛のみつをかけた氷を食べるという
夏の贅沢を味わっていたような時代。
そんな時代の方が圧倒的に長くて
私たちは人類史上ほんの一瞬だけ…
こうして電気=冷蔵庫を享受しているのだ。
明日、新しい冷蔵庫が入る。
それまでのほんの48時間、
氷や保冷剤で冷やせばよいだけなのに。
その苦労は…絶大だ。
48時間以上は、もたない。
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