2011年10月24日月曜日

作品合宿にきています!

赤城の山中の合宿所、朝から晩まで、みっちり詰めます。

寒い!体育館に場ミリの印をつけて、
足場位置を入念にチェック。



さむい!!
動いていないと凍えます。



音響もセット。

ヤクザの所作指導。


細かい読み合わせ。


新しいシーンの台本が渡されます。



2011年10月15日土曜日

清少納言も眺めた すばる

今晩15日は、お月さまとプレアデス星団=すばる が大接近する日。
と、聞いていたので…すごく楽しみにしていたのですが
曇って星がよく見えませんでした。

でも、あのぼやっとした六つ星のすばる が、
お月さまの近くで輝いているなんて。
想像するだけで、素敵な光景です。




2011年10月14日金曜日

十六夜のお月さまと木星

昨夜のお月さまは、十六夜。
十六夜お月さまランデブーしていた木星。


きれいかった。。。

今月のお月さまには、とてもなぐめられたのです。
十三夜に 頭から水をかけられたようなショッキングな出来事があり、
十四番目の月と共に、いっぱいになった心と脳を整理して、
満月のお月さまに新しい決意をお伝えして…
そして、とても穏やかな気持ちで見上げた十六夜だったのです。

だから、星の王子さまが汲んでくれた砂漠井戸水みたいに
とても特別で大切な宝物のような月の風景だったのです。
そこに、木星さんが、ちょこんと寄り添うようにランデブー。
それも、なんだかとても嬉しい光景だったのです。

しかも、その同じ月と木星の姿を、全然違う場所で
一緒眺めてくれた友がいました。
私の、星空天文の姉弟子にあたる2人なのですが
同じように美しいムーン&ジュピターを愛で、
星メールレターをくれました。

同じ時、それぞれの場所で、同じ空を見上げる不思議。
それも、すごく嬉しくて。
昨夜の空は、特別な眺めだったのです。








2011年10月6日木曜日

スティーブジョブスさんへ

スティーブジョブスさん、本当にありがとうございました。

私みたいな機械ダメ人間にも、
パソコンの楽しさを教えてくれたのは、Macでした。

桜月のHPや宣伝美術の会議をする時、
私はいつもNASAとAppleとNIKEが好き!って答えました。

普段は、ヨーロッパや古代遺跡とかアニミズム系文化が好きなはずなのに。
よくーよく考えると、どっぷり最先端アメリカ。
夢と最先端の技術がたっぷり詰まっていて、魔法の国のツールでした。

iPhoneにもiPodにもiPadにも、全てに遊び心がありました。
簡単で感覚的で、カッコイイ。
いつも桜月流のヴィジョンに重なって、憧れ学びたいと思った世界観でした。

私がiPad2 white を持って、丁度1ヶ月。
これは究極だと、思っていました。
カジュアルでもフォーマルでも、カフェでも学校でもアウトドアでも宇宙でも。
どこにあってもしっくり馴染んで。
仕事してても、プライベートでも、
いつでも遊び心を忘れさせない、マジカルでキラキラなツール。
子供の頃のおもちゃがそのまま大きくなったような…
ハリーポッターの世界がそのまま飛び出してきたような…
そんな万能マシンでした。






スティーブジョブスさん、
あなたに会いたかったな。
あなたの空気を直接肌で感じておきたかった。
こんなにも世界中から惜しまれて、
あなたは本当に偉大なシャーマンのような人だった。

こういう世界があって、紙の書籍や生の音楽があって。
今という時代は最高に贅沢な時代です。
私はいつも、万年筆とモレスキンと共に
iPad必ず持って、何処へでも出かけます。
あなたが残して下さったものは、私たちの心に刻まれて受け継がれます。

夢を形にすること。
私も、仲間たちと諦めないで進みます。

安らかにお眠り下さい。
たくさん、たくさん、ありがとうございました。

桜月流/O-Getsu Ryu 神谷美保子


追悼コメント http://t.co/lCx70bQc




舞台「衣川幻想-完全版-」弁慶型フライヤー!

舞台の弁慶型フライヤーが完成!



このフライヤーモデルになったのは、
松木くんのこの構えでした!



徹夜あけの顔で撮影のこの日松木くん弁慶。
対して、戸田朱美ちゃん弁慶のみずみずしかったこと。




2011年10月4日火曜日

現代アート/縄文の仮面

縄文仮面の現代アート作家、堀江武史さん。
縄文や弥生遺跡から出土する遺物の修復家でもあります。

今日は、松木くんと、堀江さんの工房を訪ねて、
次回舞台の打ち合せと我々の勉強会をさせて頂きました。







以前にもブログでご紹介せて頂きましたが、堀江さんの仮面作品です。
縄文遺跡から出土する土器の破片などの文様をそのままおこして
仮面の紋柄にされています。また、縄文遺跡から出る遺物類と同じ土を用いて仮面を作ったりなさいます。
もちろん、現代的な樹脂などでお作りになる仮面あります。
それを、生漆でコートされたり…
光を点灯させられる舞台美術的な仕組を施されたり…
堀江さんの作風は、古代と未来を結ぶ作品群なのです。












今日は、古代縄文人の文化や、遺跡から出土する様々なモノたちの話を聞かせて頂きながら、たくさんの古代空想をしました。
彼らにとって、火はとて大切なモノで、住居内に必ず囲炉裏ような
火どころを持っているのです。家の中央にそれはあります。
しかし、どうも出土の仕方から推測するに、そこで食事を作ったという
痕跡がないのです。その火の周りに、食事用に使われる土器などが
出てくる例がないのだそうです。

その家の真ん中にある火は…いったい何のための火だったのでしょう。
しかも、彼らはその火を絶やすことのないようにしていました。
今でも比叡山延暦寺に伝わる方灯、ほんの明治初めまでは残っていた
オクドさん(土間の竈)火を絶やさぬ様にしていた女性たちの話に通じることのある伝統なのかもしれない…そんな風に思うのは私だけでしょうか。

彼らは、弓をよく使っていたそうです。
弓がたくさん出土するのですが、中には弓なりになっていない
直弓形のモノも出土するのだそうです。
弓が杖の様に真っ直ぐにということです。
これもまた、惹かれる話。さっそく、私たちは堀江さんのご指導で
その縄文的弓を作ってみることにしました。
材料は…堀江さんの頂戴してしまいました。

堀江さん、ありがとうございます!

その材は、桜。実は、桜弓は縄文時代からあったのだそうです!!
感激感動! もちろん梓弓で有名な梓を材していたそうですが
私は最初に桜弓のお話を聞いた瞬間から、心がゲットされていました。
そうして、「いい材があるよ!」と、持って来て下さったのが
桜だったので私は本当に感激したのでした。












帰り際、この土笛をお借りしました。
劇中に、登場させようと思っています!!

可愛い〜♡

今日は、高校一年生で演劇部というキュートなお嬢様にも
お会いできました。いつか、うち舞台にもでてくれたらいいな、
と思うようなとて可愛らしくスレンダーな女の子。
彼女が桜月流舞台に立つ日もあるかもしれません!
その時には、皆さんに、そっとお教え致します。









☆彼女は、まだ高校生なのでアイコンサイズショットで☆


蠍座に、新しい星が発見される!

国立天文台からメールが届きました。
そこに…次のような記事があったのです。

☆☆☆☆☆ 中村さん、さそり座に新星を発見!☆☆☆☆☆

三重県亀山市の中村祐二 (なかむらゆうじ) さんは、9月6日 (世界時) の観
測から、さそり座方向に9.7等の新星を発見しました。この発見は、国際天文学連合電報中央局に報告され、オーストラリアの John Seach さんによる発見と共に独立発見として認められました。

 ・発見日時 2011年9月6.431日 = 9月6日10時21分 (世界時)
 ・発見位置 赤経 16時 36分 44.4秒
       赤緯 -41度 32分 34秒 (2000年分点)

この天体は「さそり座V1313」
(新星としての名前は「さそり座新星2011 No.2」) と命名されました。
さそり座には、6月1日 (世界時) にも新星が発見されており、今年2個目の新星となります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私は、とてもとても驚きました!
誰でも知ってる、あの蠍座に、新しい星を発見した人がいる。
しかも、日本人。三重県の、あのSHARPとキャンドルで有名な亀山在住の方が、つい一ヶ月ほど前に新しい星を発見した、というのです。

これは、もう学校とかでは校長先生が朝礼などで
話されているのでしょうか。夕方NEWSなどで取り上げられてたのかな?

民間人が、こうして日々星を発見しているという事実に愕然とした私。
宇宙って、本当に遠いけど近い。まだ新星だって見つかるんだ。
なんか、ジーンとしてしまいました。




この蠍座のどこに、新しい星がみえたんだろう。
こんなメジャーな星座。知り尽くされているように思っていたのは
私だけだったのでしょうか。 驚きです!!

今年の夏も、よく、空の低いところに蠍座を見ました。
S字型に連なってて、火星みたいに赤い一等星がアンタレスです。

このサソリは、オリオン座のオリオン宿敵。
ご存知の方も多いと思いますが、
その星座由来となった、ギリシャ神話を最後にのせておきますね。


★オリオンをさした毒サソリ
オリオンは海の神、ポセイドンの息子です。
オリオンは、背が高く美男子で腕の良い狩人でした。
ある時、酒を飲んで酔っぱらい、仲間に煽てられて上機嫌になった
オリオンは、つい「天下に自分ほどの腕の良い猟師は居ない。たとえ逃げ足の速い鹿だって、自分に掛かれば亀も同然。熊やライオンだって、赤ん坊のようなものさ。」と言ってしまいました。 

それを聞いた神々達は、オリオンの思い上がりに激怒。
怒りの修まらない大地の神は、一匹のサソリに
「オリオンを刺し殺しておしまい」と命令しました。
サソリは密かにオリオンに忍び寄り、猛毒の針を突き刺し…。
さすがのオリオンもサソリの毒に敵うことなく、ばったりと倒れ、
息絶えました。この手柄でサソリは星座となり天に上げられたのです。
そして、哀れオリオンも星座に上げられました。

今でもさそり座が東の空から昇ると、
オリオン座は逃げ去るように、西の空に沈むのは、このためなのです。







2011年10月3日月曜日

剱舞とオノマトペ

擬音語は、自然界の音や動物や物たちが発する音&声を
モノマネした言いまわし。「さやさや」「ザーザー」「ピーチク」「ドカーン」etc.



この飛翔す雀さんは、「ファサーッ」ですね。



擬態語は、状態や心情など、音のしないものを音によって表す言いまわし。
「ふわふわ」「ニコニコ」「のっそり」「ピタッ」etc.



大好きなエルグレコの、マリアさまとガブリエルは
「ふわり しんしん きらら」かな。


この「擬音語」と「擬態語」をあわせて、オノマトペ。
日本語は、世界中の言語の中で、このオノマトペの種類が最も多く、
しかも、とても重要。私などは、これを使用せずに話せと言われたら
とたんに気持ちが伝わらなくなってしまうような気がします。



このコスモスの「さらさら」と清楚に風に吹かれている様子。



この牛若丸の「ひらりっ」と身軽に飛び去る様。


こういうオノマトペを、自分の身体であらわそうとするのが舞なのかな。
剱舞の面白さは、ここにあるかな、と思います。

フランス語である onomatopee で、オノマトペ。
この言語そのものは変な響きですけどね。早口言葉みたいだし。

2011年10月1日土曜日

聖フランチェスコと鳥

昨晩、徹夜だったので、今日は早めにベッドに入りました。
こういう日、必ず、私は数時間の熟睡の後、起きてしまうのです。

まだ 眠れる&眠い と思うのですが…どんどん目が冴えてくる。
今日もまた、そんな夜でした。窓を開けると、風がいい気持ち。

私はリストの 「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」の
CDをかけました。アッシジのフランチェスコの、平和の祈りは有名です。
マザーテレサもとても影響を受けたといいます。

鳥もフランチェスコの讃美を、だまって耳を傾けたというぐらい
フランチェスコは鳥や草木や自然界と繫がっていた人でした。
他者への愛が深く大きかったんだなぁ。

リストって、37歳でピアニストを引退して、聖職者になっちゃうんです。
駆け出しの修道僧として一から修行している修道院へ、時の教皇さま?が
訪ねてみえて…その時、ふたつの伝説として、聖フランチェスコの伝説を
モチーフに書かれたピアノ曲、二曲をご披露するんです。

波を渡るパオラの聖フランチェスコ と、
小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ です。

リスト、かっこイイ…。
鳥のフランチェスコ聴いたら、眠れそうな気がしてきた。



小鳥と聖フランチェスコの絵。鳥たちがみんな背筋を伸ばしてる。
全身全霊で集中してるの、幼子みたいですね。