2013年7月31日水曜日

弟子たちの愛をひしひしと感じる、今日この頃。

今日、稽古場に朱ちゃんが「干りんご」ちゃんを持ってきてくれました!
心にも身体にも元気をくれそう♡
ありがとねっ!!



そんな頃。
うちへ来ている留学生 ジロメインくんを
一宮たちが川越の伝統的な祭りに連れ出してくれていました!



皆で浴衣フォト、楽しそ。

そんな一宮が夢を見たと。メールをよこして来たのです。
ざっと言うとこんなような夢だったようです。




体調が優れないのにお客様に感謝の気持ちをあらわしたいと、
踊る予定のなかったイベントで突然歌いだし躍りだす私。
それをハラハラしながらみている一宮。
「少し休んでください!」と椅子を一宮が差し出してくれるも、
フラフラになりながら私は踊り続け...。
さらにサンダル片方脱げながらも踊り続ける。
そんな私を、一宮が号泣してながら見ている…。

というような夢だったようなのです。
すごく、私を心配してくれてるんだなぁ。

弟子たちの愛をひしひしと感じている私...。
皆、ありがとうね。

でも、もう大丈夫だから!!
もうすぐ舞台!
新作ステージ「月のけはひ」に向けて前進あるのみです。


朝は、「月のけはひ」に知の賢者のひとりとしてご出演頂く
宇宙物理学者の佐治晴夫先生と、
デザイナーの飯塚さん、松木くんと素晴らしいお打合せ。






知と剱舞の融合!
どうぞご期待下さい!!

2013年7月28日日曜日

おにぎりくんの効力!

相澤ちゃんが、私の身体を気づかって、
こんなおにぎりを作ってくれました!




One of the disciples, She makes rice balls. It gave me the hope to become healthy. Rice grains one by one, seems to have the power to get rid of the bad ones. Cute!



何でも、彼らは、
私の身体の中ので悪いものを退治するパワーを持っていると
注釈があり。ふふ、効きそう!
ありがとう!相澤ちゃん!



今日、退院以来はじめて8時間の外出をしました。
できた、よかった。
帰ってヘトヘトで、寝ていますがとにかく前進。
目指せ、一般的な社会生活!!
ベッドで気功を試しています。
アロマをたきながら。
そして、水を飲む。
温灸もじっくりしたので、身体がぽかぽかです。





2013年7月27日土曜日

とにかく、リハビリ!

「リハビリは、根性しかないから!」
そう言われているので、毎日やるしかありません。




身体を芯から温めるために温灸をして、
呼吸法をして呼吸を深めて、少しずつ発声。

ツルギメディテーションで細部を目覚めさせて、
深い自然界と繋がる呼吸を通して、右上半身を開いてゆきます。
いま、はじめているには「月夜の微細」。

足の筋肉が落ちたので、足の訓練もしますが
脇やお腹に響くので、それが曲者です。
そんなとき、思いついたのが砂浜。
砂浜は、強い跳ね返しを軽減してくれる。
予測できそうでできない砂の感覚。

これがいいんじゃないかと思いきや、ナイスチョイス!
もちろん、風景やこの風も心にいいのかもしれません。

温める、深い呼吸。
その上で、剱の稽古をします。

一昨日、抜糸をして引きつれた感じはかなり軽減。
でも、まだ、痺れと痛みがあります。
これを何とか越えつつ、思いっきりの瞬発力を
利かせられるところまで行きたいです。

いいコンディションで自分が何かに打ち込めるって本当に幸せなこと。
コンディションを維持できる人って強いです。

私はここへ来て、大きく躓きましたが
自分を考える機会になりました。

朱美はボディトレーナーもしているので
健康には本当に詳しい。
朱ちゃんにも教わりながら、調整してゆきたいと思っています。

水も汲んできてもらいました。


私は今まで一切水を水だけで飲まなかった、
お茶系人間だったので。周辺の皆もびっくりしています。

が、本当に水を身体が欲するようになってしまったのです!
今日も頑張ります!!



2013年7月24日水曜日

ミッフィと一緒に、退院です!!

一緒にたたかってくれた、ミッフィとパチリ!




こうして、チームミッフィは
湖畔からやってきた真っ赤なブレッドバッグの中におさまりました。



よく、ドラマにも使われるという
病院の長ーい明るい廊下。
本当は白衣を着て、ドクターごっこの写真を撮りたかったけど...
よくよくこの中にいたら、
そんなにふざけられる環境じゃなかった。


ちょっと身体が右後ろへ引っ張られているので、
まだ真っ直ぐ均等なバランスで歩くことができません。
また、上下運動するのが痛いので、摺り足で歩く方が楽です。

私はずっと5階にいました。







私が退院を実感したのは、
腕時計をつけた瞬間でした。
時計って、自分で時間を考えて行動する人間がするものです。


だから、久方ぶりに腕時計をはめた時、
あぁ、外界に戻るんだなって...しみじみしました。




腕時計をする代わりに、
このブルーの名札とは、お別れです。
名札を看護婦さんに外してもらうと
点滴の跡だけがありました。



眩しい!暑い!!
病院の中は涼しかったんだなぁ。
でも、風に髪が吹かれるのは、何よりも気持ちいい。

車の中からパチリ!


スズメさんや小鳥たちの声、久しぶりに聴いた。
嬉しいなぁ。

車の上下に揺れる振動が痛いので、休み休み移動です。

外来しながら、
10日の自宅療養を終えたら外に出られるそうです。
今日は自宅に戻り、明後日から鵠沼の方で療養します。
穏やかな潮騒がいいということと、緑と、リハビリと、です。

まずは、呼吸を取り戻さなければ、どうにもなりません。
足の筋肉もおちてしまった。でも、まず呼吸です。
呼吸法のプロフラムを立ててもらいました。
枇杷の温灸と酵素風呂。

そして、ツルギメディテーションで
呼吸をより調えてゆき、
舞の呼吸で歌う声を取り戻せるようにリハビリです。


この地球に生まれた生命として。

桜月流という名を授けてもらった
美しい剱の道をここに刻み残せるように生きよう。



手術は密教の修行の時と同じように
死んで生まれ変わるという経験だったような気がします。
よみがえり。

有機野菜と玄米食、水。
地球の自転に則した生活。

私たちは地球の一部であり、宇宙の一部。
心と身体に優しい生活を心がけながら、
剱の道、歌舞の道に精進してゆきたいと思います!


同じく今日、
私の大切な友、桜月流の仲間・大澤靖生くんが結婚式&ハネムーンのため
沖縄に旅立ちました!ずっとずっとの幸せを♡♡
皆さんも、一緒に祝福してあげてください!!


アムルテロン! エスペラント語で"Love Letter"の意味。

こんな可愛いレターセットたち。


飛び出す、すずめさん。
春夏秋冬の星座図。

高円寺のお店、アムルテロンさんからの贈り物。
超、癒されます!

アムルテロンとは、
エスペラント語で"Love Letter"の意味とか。

エスペラント語って宮澤賢治さんの、あのエスペラント語?
さすが...!

今日は、たくさんお手紙を書きました。
万年筆で書きました。


そして、皆で、記念写真、パチリ。


So cute‼
オールメンバーズ♡

満月を見ました。
綺麗だったな。

手術が三日月だったから、12日経ったんだ。




生きてるって、生かされてるってことだな。
感謝だな。

2013年7月22日月曜日

サン=テグジュペリ「人間の土地」を読みながら。

昨日、たった3時間外出しただけで、
こんなにも体力を消耗するとは。
外界の歩行リズムの早さに、全く取り残された。

こちらは秒速10センチ。
たかだか50メートルを歩くのに5分かかる。
よく入院患者さんが点滴を引っ掛けながら歩けるようになっている
五輪一柱のガラガラがあるが、あれは本当によくできている。
スムーズに進むし、体重をかけてもバランスを欠かない。
私がいかにあれに頼って歩行していたのか、痛感させられる。

その消耗でか、今日は、なかなか身体が動かせられない。
日がな寝そべっていて、爆睡してはちょっと起き、また混濁。

夕方を過ぎて、少し体力が回復してきたように思う。
こんな状態で...正直、先が思いやられるような...

しかし、まだ手術して一週間を過ぎたばかりと考えれば、
ここまで回復できたことを神さまに感謝するべきとも思った。


この入院では、皆さんがたくさんの本をお見舞いにくださった。
宇宙の本、星の王子さまの本、小鳥の図鑑、野草の辞典、
サムライの画集、ミッフィの塗り絵、弓道の古書などなどなど。

本はページをめくっているだけでも楽しい。

いつもとてもよくして頂いている方から、
ペンギンの写真集を頂戴したが、その中の
夕日に向かってコロニーに帰るペンギンくんのシルエットがあって。
こういう子たちには、本当に癒されます。



今日は、とにかく頭が枕から上がらない雰囲気なので、
私はサン=テグジュペリの「人間の土地」を読み始めました。

これがまた、堀口大学訳で、素晴らしいんです。
いま、窓の外に雷と雨がざーざー降ってきて。
サン=テグジュペリと、この悪天候を飛んでいる、
そのもののシーンに突入中。
あまりに喉が乾いて、
ミッフィの可愛らしいコップに水を取りに行き、
いま、戻ってきたところ。ふと、思い立って書いています。

さぁ、ウォーターチャージしたので、
再び、悪天候の空の中へ突入してきます。



当時の飛行機乗り、
空を飛ぶ人たちの、研ぎ澄まされた感性には驚かされます。

大地を、星を、山々を、そして光を探しながら、
闇夜やもやにあっては、気配や計算を駆使して。
彼らは有限な燃料で空を飛んでいたのですね。

本文中、彼は水星を目視しています。
私なんか、青い空に金星すら探せない...。

空には憧れます。
鳥にも憧れます。
だから、飛行機乗りにも憧れます。

2013年7月21日日曜日

睡眠の大切さを知る♡

今日は23:00から6:00まで、はじめてノンストップで眠れた!
「眠り」って素晴らしい♡

睡眠の大切さをしみじみ感じます。
なんか、ここ一週間ちょいの疲れという疲れがとれた気がします。

☆これは、全身でハッピーな感覚です☆
こういうのを忘れてはいけないんだなぁ。
お月さまのエネルギーが満タンチャージされた気配です!


さて、この写真は積み木をいれるブルーナのカメくん。
私は、このカメが大好き♡
ブルーナグリーンも大好き!




この子は、こうして、ミッフィが
立てるようにデザインされています。


なんか、元気がでるんです、この子がいてくれると。

後ろにある星の王子さまの黄色いポットには、
すぎな茶が入っています。
毎日、松木くんが煮出して持ってきてくれます。
私の病に、とてもいいお茶なのだそうです!
ありがとう!!

ちょっと美味しくないけど...ちゃんと一本毎日飲んでいます。
自分だったら飲まなかったかも。
でも、煮出す度に「頼むぞ、すぎな!」って三回唱えてくれるというので
それは、途轍もないすぎなパワーが漲ってるんじゃないかな、と
思わされちゃうのです!





看護婦さんも、クリーナーの方も、ベッドメイクしてくださる方も。
ミッフィミュージアム状態の病室にまず驚き、
そして、「このカメちゃん、すごいですね!」っておっしゃいます。

パッとみたら小児病棟ですね! ぷぷっ。

うちのチームミッフィは、
カメくんとゾウくんがお伴!



これは、ちいミッフィ。


我ながら、
ブルーナが来たら、喜んでくれそうな病室だなぁ。




この水は牛尾くんが富士山から汲んできてくれた湧き水。
このお水も毎日飲んでいます!

あと、ビタミンCを取りたいので、
フルーツをたくさんの食べます。
メロン、桃、枇杷が好きです。


昨日、私の手術直後の意識がうとうとしている時の
写真を見せてもらいました。
看護婦剱士であるよっちゃんに、
私が頼んで撮っておいてもらったのもの。




うーー。
絶対にこの時に戻りたくない。。。
この麻酔状態が終わって、麻酔がきれてからが大変なことになるんです!

うーー、思い出したくないです!!

まだ、歌うことできないですが、
かなりきちんと話ができるようになってきました。
どんどん回復する兆しです!!

手術中、夢で、たくさんの青い空を見たので、
青い空のことをよく思い浮かべます。
なにか、太古の記憶なのかな、と思ったりします。



2013年7月20日土曜日

聴診器で、心音を聴いてみた、私。

聴診器を貸してもらって、心臓の音を聴いてみました。




自分の心音が聴こえました。
きれいに聴こえました。
この脈動があるってことが、生きてる証。
なんか安心する音です。
聴診器は1816年にフランスの医師ラエネック(Laennec)
によって発明されたんですって。
最初はこんな形だったらしいです。




それまでは、ドクターが患者の胸部に
直接耳をあてて聴診をしていたとか。

私も毎晩、聴診器でのチェックがなされます。
微妙な変化を、雑音を発見することで感知するのだと
看護師さんに教えて頂きました。

さて、チームのひとりのドクターが、
痛いところも動かした方がいいとおっしゃたので、
とにかく、いろいろやってみます。
意外と変なことができない、私、なう、です。

ぬいぐるみ、ひとつ入った紙袋を右手で下げることができない。
扇子を外側に扇ぐ事はできても、内向きに扇ぐ事ができない。
杖はつけるけど、ガラガラを後ろ手に引くことは出来ない。

むむむ。
あらゆるリハビリが私には今有益そうだと言えます。
それで、可愛いミッフィの色鉛筆で塗り絵をしてみました。
大きく線を書いてみる。実は塗り絵が大好きな私。

若ドクターが入ってきて、ガモフの本を見て、
「数学の本ですか?」と、にこにこおっしゃいました。




そうです!
無限大ってどんな数字なのかなぁって、ずっと気になっていて。
入院中に読もうと、側に置いて毎日ちょっとずつ読んでいます。
無限。永遠。
人間の憧れですよね。

無限大に、元気の気が充満したら
病気にはならないんじゃないかな、なんて考えたり。
ミッフィの色鉛筆で遊びながら、
そんなことを考えています。

2013年7月19日金曜日

真夜中の病室で。




身体を横たえると、肺が重力で背面に引っ張られるからなのか、
傷口が引っ張られるからなのか、痛いので。
術後すぐの痛み止め点滴を外して後は、
一度に長く眠れることがありません。

私はカーテンの一部をこっそり開けておくので、
ベッドに起きて空を見ます。

ネイティブアメリカンの
「お前はお前が食べたもので出来ている」の言葉がこだまします。

あの腫瘍も、私が食べたもので出来ているとするなら、
一から食を見直さなければならない、と本当に思います。

食事は玄米と有機野菜に切り換えました。
あと、烏龍茶三昧だった私ですが、水を飲むことにしました。

というのも、手術後「水」しか欲さなかったからなのです。
ぎりぎりで人が欲するものって、絶対必要だからじゃないでしょうか。
そう決意した早々、門下の牛尾くんが富士山の湧き水を汲んできて
くれたのでした。それを、有難く頂いています♡


あと、ストレス。
私は好きなことだけやって生きているので、
ストレスはない人間だと思っていました。
でも、夜昼関係なく、地球の回転と逆らうような生活をしていると
心は楽しくても身体は悲鳴をあげながらストレスとなり、
より向上したいと走れば走るほど「楽しい」と表裏のストレスが
あったのかもしれない...。

例えば、パイプオルガンの練習をはじめた頃、
足の練習をし過ぎて、腰を伸ばしました。
両手は楽譜通りに動いても足のシナプスが通らない。
泣きながら弾いてました。
何でいい瞬間に動かないの!? 何で何で!?
これは二刀と同じだ。舞わなきゃ弾けるようにはならない。
まだ初心者なのに、足をペシッて叩きながら、
気がつくと何時間も弾いていました。

私が何かの集中状態に入ると、よく子供みたいになってると言われます。
子供って、何か遊びを見つけると何時間でも日がな一日
それをやっていますよね。

iPadを始めた時も、眼科に行くほど集中して没頭してました。
操れないと仕事に使えないし、ブログの書き方、FB、Twitterも
これで覚えたかったので。
何でわからないんだろ? 何でできないんだろ?
もっとできたい!もっと知りたい!


でも、これってストレス??

もしかしたら、ストレスっていうのは仕事先の人間関係とか、
締切に追われる切迫感とか、そういうこと以外にも「楽しい」の
表裏ストレスっていうのがあったのかな...。

私は「待てない」人間なのです。
カップラーメンの3分が待てない。お鍋の蓋をすぐあける。ハノンが嫌い。最初からとりあえずの音がでない楽器は嫌い。
やりはじめたら終わるまで寝ない。
はじめたら、すぐに多少なりとも結果がでないと嫌なんですね。

「待てない」...本当は熟成期こそ大切なのにね。

だから、つくづく私は教育者に向いてない。
桜月流に松木・石綱・昌志がいなかったら、
今の一門は存在していないです。
吉田・朱美、相澤、一宮などは、我が弟子ながら本当によく
後輩たちを教育、指導てくれます。
私は人に、仲間に、弟子に本当に恵まれてきました。

こんなことを身にしみてわかった。
これは、私の生まれ変わりです。

よい食と、地球の回転に則した生活。
技芸としては桜月流美剱道の中に、
ライフスタイルとしてはカフェ松風窓の中にも反映されると思います。

痛みが引いてきたので、眠れそうです!!





オランダから、桜月流に参加することで大学単位を取る留学生、来日。

オランダの大学からお預かりした留学生・ジロメインくん 来日。


本来なら、私も迎えに行ってさしあげるべきところ、
門下生たちが代わりに迎えてくれました。
彼はこれから約一ヶ月日本に滞在し、剱の勉強をします。

剱の舞は自然界の物真似。
ジロメインには、美しい日本に触れてもらい、
いろんな経験をしてもらいたいと思っています。



一方、私の病棟では、
昼間、オーゲツくん一行に率いられて
ミッフィ隊が病室を出てぶらりみんな旅。
(よっちゃんこと、吉田理恵による撮影)



病院内見学に行って、
いろいろ写真を撮ってきてくれました。





この大集合写真には、病室で、吹き出しました。
笑うと、すごく痛いのに!
でも、笑ってしまいました!


2013年7月17日水曜日

病院で。

これは、私が手術の日の朝、病室の窓から見た御来光です。








早朝、ふっと目が覚めて。
そしたら、目の前に太陽の赤々とした光が見えてきたのです。

太陽の神さまだなぁ。
私はものすごく勇気づけられました。

松木くんがオランダで取材された新聞を持つてきてくれて、
病室に飾ると、先生たちが何ですか?と、聞いてくださいます。



お見舞いは皆さまにお断りしていて、
静養につとめています。

看護婦のよっちゃん、弟の昌志、
高広くん、松木くんが、手となり足となり
私の頼まれごとや買い物をしてくれています。
また、ミッフィ&オーゲツくんたちが
結界をはるように守護してくれています。
チーム病棟桜月です!






本当に先生方、看護婦さん、皆さんいい方々ばかり。




右手に書かれた◯は、右の肺方面を手術するのを
間違えないようにとつけられたサイン。


全然、消える気配なしです。
これが、消える頃はもっと回復していると思います!

2013年7月16日火曜日

手術の日のこと。






7/12手術の日。
本当は19日の予定だったのを繰り上げての手術となりました。
それほど、私の腫瘍の大きくなる速度が早いこと、
PET検査の主治医の先生の直感、そのようなことがあって
私は仕事と大学のあれやこれやをやりくりして入院できる2週間を
作らなければなりませんでした。

仕事は多大な迷惑をかけながらやりくりし、
大学は先生方が、前期試験をレポートや学期末に変えて下さり
なんとか試験ができるように尽くして下さいました。

入院 2日目の手術 当日。
手術室へは徒歩でいきました。
この病棟の2階が全部オペ室。すごい寒い!
たくさんオペ室があって、私はNASAかと思いました。
私の部屋はNo.10。
自動ドアがあいて...。

そしたら、ひろーい40畳ぐらいの部屋の中央にミイラみたいな形の
細いbedがあり、そこに上りなさいって言われました。
中にジェル系の保冷剤にみえるようなのが一面に敷いてあるんだけど、
しかし実際それがぽかぽか!中に入るとぬくぬくです。
右前に大きなモニター。私の心拍とかでるのが見えます。

Dr.大貫チームは7人ぐらいかな。
大貫先生が、「頑張ってね!」って言うと。
麻酔の先生が「これ、大丈夫だから酸素だから吸ってね」って
酸素マスクを着けようとしたら窒息しそうな気持ちになって、拒否!

「大丈夫ですよ、ちょっと慣れないけどね、酸素ですよー。
じゃ、麻酔しますね」って、何かふきかけられたら、げほげほむせて。
「大丈夫ですよ力抜いてね力抜けますか~ …… 」

で、麻酔へおちた。




で、次の記憶は
大貫ドクターの「手術成功しましたよ!! 」っておっしゃった声。

「はい! 」って、多分言えたから。

私の全身麻酔の呼吸器はもう外されてるの??
自分で自力呼吸できてんの??

って思ったけれど、うとうとしてわけわからず。

次には 「酸素マスクを鼻に変えますよ」って言われたのを覚えてる。
だって口で酸素してたのを鼻に変えたら、鼻呼吸だけになる!?
みたいな錯覚に一瞬陥るのです、でも、もちろん鼻吸入器をつけてくれても
口は自分で呼吸できるわけで、そんな全くリスクなしなんですけど。
お!思ったより息できるな...
と思っていました。

その後、知らないうちに病室にきたら、皆がいて。
手をふったら皆が嬉しそうにしたり泣いたりしてて。
でも、とにかくうつらうつら。

そこからは多分ずっと寝ていて。
深夜から朝方からもう痛くて痛くて。
痛ければ押しなさいボタンの痛み止を押すと痛くなくなるんです。
前日に痛くて肺で呼吸しなくなるより、痛み止使って肺を動かす方がいい
と言われていたから痛くなると押していました。

汗だくで寝返りがうてないのをうたせてもらい、
どこをどうしたら痛くないが探せなくて。
長い一日だったなぁ、あの夜から朝までは...。


翌朝、大貫ドクターに会うや、まず、歩くように言われて吐き。
この痛み止の吐き気だから、別の点滴にしようと言われたけど効かず。
しばらく効くのがなくて痛くて痛くて。
泣きそう、動けない、肺で息吸うの痛い。痛い、熱い、痛い!

でも、格闘の末、やっと14日夕方に肺に伸びて入っていた
ドレーン管チューブが外され、かなりの痛みからの開放!

その後、15日午前にメイン点滴のチューブが取れて。
はれて、チューブなしの一個人になりました!!




この度は多くの皆様に
大変なご心配をおかけ致しました。
家族、友人、ファンの方々に支えられました。
これらの多くの御励ましに応えられるよう、はやく退院し、
剱舞の道に邁進できるようつとめます。

今はとにかく、身体を動かすようにとのドクターの仰せです。
右手、右肩の筋力と右肺に力を♡取り戻すこと。
自覚症状皆無だった私が緊急手術をして痛感させられたのは、
元気ゆえの無謀な生活が引き起こした病であったことへの反省。
地球にあった人としての生活、食の大切さ。

大貫ドクターの迅速なご判断には、
もう一度生かして頂いた命であると感謝のひとことです。 さらに、大学の検診がなければわからなかったことを考えるにつけ、 天のご加護だと実感しています。

ほとんど症例がないと言われる不思議な病。
右の肺をしぼませて、
右脇から内視鏡で肋骨の間を掻い潜りながら施すという
手術方法。普段元気な私とは無縁のような出来事でした。
そのまま放っておいたら命をおとしていたような...ことでした。

でも、手術は完璧に成功。
あとは、快復するのみです。頑張ります!
いつも桜月流を支えて下さり本当にありがとうございます。


それにしても病院は本当に大変ですね。
頭が下がります。
最初晩に着いててくれたドクターと看護婦さん。
何でもやってくれたし...。 どれだけナースコールしたか。

ものすごく痛かったけれど、ドレーン管脱いてから、
肺が広がってきて話もしやすくなったし、それまでは、
すぐねむっちゃって、すぐ昼になったり夜になったりしてたけど、
昨日あたりからは、時間の把握もできるようになってきました。


東京女子医大の大貫先生、大貫チームの先生方、看護婦さん。
本当にありがとうございます。
ご恩は一生忘れません。