
自分の心音が聴こえました。
きれいに聴こえました。
この脈動があるってことが、生きてる証。
なんか安心する音です。
聴診器は1816年にフランスの医師ラエネック(Laennec)
によって発明されたんですって。
最初はこんな形だったらしいです。

それまでは、ドクターが患者の胸部に
直接耳をあてて聴診をしていたとか。
私も毎晩、聴診器でのチェックがなされます。
微妙な変化を、雑音を発見することで感知するのだと
看護師さんに教えて頂きました。
さて、チームのひとりのドクターが、
痛いところも動かした方がいいとおっしゃたので、
とにかく、いろいろやってみます。
意外と変なことができない、私、なう、です。
ぬいぐるみ、ひとつ入った紙袋を右手で下げることができない。
扇子を外側に扇ぐ事はできても、内向きに扇ぐ事ができない。
杖はつけるけど、ガラガラを後ろ手に引くことは出来ない。
むむむ。
あらゆるリハビリが私には今有益そうだと言えます。
それで、可愛いミッフィの色鉛筆で塗り絵をしてみました。
大きく線を書いてみる。実は塗り絵が大好きな私。
若ドクターが入ってきて、ガモフの本を見て、
「数学の本ですか?」と、にこにこおっしゃいました。

そうです!
無限大ってどんな数字なのかなぁって、ずっと気になっていて。
入院中に読もうと、側に置いて毎日ちょっとずつ読んでいます。
無限。永遠。
人間の憧れですよね。
無限大に、元気の気が充満したら
病気にはならないんじゃないかな、なんて考えたり。
ミッフィの色鉛筆で遊びながら、
そんなことを考えています。
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