2011年10月4日火曜日

蠍座に、新しい星が発見される!

国立天文台からメールが届きました。
そこに…次のような記事があったのです。

☆☆☆☆☆ 中村さん、さそり座に新星を発見!☆☆☆☆☆

三重県亀山市の中村祐二 (なかむらゆうじ) さんは、9月6日 (世界時) の観
測から、さそり座方向に9.7等の新星を発見しました。この発見は、国際天文学連合電報中央局に報告され、オーストラリアの John Seach さんによる発見と共に独立発見として認められました。

 ・発見日時 2011年9月6.431日 = 9月6日10時21分 (世界時)
 ・発見位置 赤経 16時 36分 44.4秒
       赤緯 -41度 32分 34秒 (2000年分点)

この天体は「さそり座V1313」
(新星としての名前は「さそり座新星2011 No.2」) と命名されました。
さそり座には、6月1日 (世界時) にも新星が発見されており、今年2個目の新星となります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私は、とてもとても驚きました!
誰でも知ってる、あの蠍座に、新しい星を発見した人がいる。
しかも、日本人。三重県の、あのSHARPとキャンドルで有名な亀山在住の方が、つい一ヶ月ほど前に新しい星を発見した、というのです。

これは、もう学校とかでは校長先生が朝礼などで
話されているのでしょうか。夕方NEWSなどで取り上げられてたのかな?

民間人が、こうして日々星を発見しているという事実に愕然とした私。
宇宙って、本当に遠いけど近い。まだ新星だって見つかるんだ。
なんか、ジーンとしてしまいました。




この蠍座のどこに、新しい星がみえたんだろう。
こんなメジャーな星座。知り尽くされているように思っていたのは
私だけだったのでしょうか。 驚きです!!

今年の夏も、よく、空の低いところに蠍座を見ました。
S字型に連なってて、火星みたいに赤い一等星がアンタレスです。

このサソリは、オリオン座のオリオン宿敵。
ご存知の方も多いと思いますが、
その星座由来となった、ギリシャ神話を最後にのせておきますね。


★オリオンをさした毒サソリ
オリオンは海の神、ポセイドンの息子です。
オリオンは、背が高く美男子で腕の良い狩人でした。
ある時、酒を飲んで酔っぱらい、仲間に煽てられて上機嫌になった
オリオンは、つい「天下に自分ほどの腕の良い猟師は居ない。たとえ逃げ足の速い鹿だって、自分に掛かれば亀も同然。熊やライオンだって、赤ん坊のようなものさ。」と言ってしまいました。 

それを聞いた神々達は、オリオンの思い上がりに激怒。
怒りの修まらない大地の神は、一匹のサソリに
「オリオンを刺し殺しておしまい」と命令しました。
サソリは密かにオリオンに忍び寄り、猛毒の針を突き刺し…。
さすがのオリオンもサソリの毒に敵うことなく、ばったりと倒れ、
息絶えました。この手柄でサソリは星座となり天に上げられたのです。
そして、哀れオリオンも星座に上げられました。

今でもさそり座が東の空から昇ると、
オリオン座は逃げ去るように、西の空に沈むのは、このためなのです。







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