2011年10月4日火曜日

現代アート/縄文の仮面

縄文仮面の現代アート作家、堀江武史さん。
縄文や弥生遺跡から出土する遺物の修復家でもあります。

今日は、松木くんと、堀江さんの工房を訪ねて、
次回舞台の打ち合せと我々の勉強会をさせて頂きました。







以前にもブログでご紹介せて頂きましたが、堀江さんの仮面作品です。
縄文遺跡から出土する土器の破片などの文様をそのままおこして
仮面の紋柄にされています。また、縄文遺跡から出る遺物類と同じ土を用いて仮面を作ったりなさいます。
もちろん、現代的な樹脂などでお作りになる仮面あります。
それを、生漆でコートされたり…
光を点灯させられる舞台美術的な仕組を施されたり…
堀江さんの作風は、古代と未来を結ぶ作品群なのです。












今日は、古代縄文人の文化や、遺跡から出土する様々なモノたちの話を聞かせて頂きながら、たくさんの古代空想をしました。
彼らにとって、火はとて大切なモノで、住居内に必ず囲炉裏ような
火どころを持っているのです。家の中央にそれはあります。
しかし、どうも出土の仕方から推測するに、そこで食事を作ったという
痕跡がないのです。その火の周りに、食事用に使われる土器などが
出てくる例がないのだそうです。

その家の真ん中にある火は…いったい何のための火だったのでしょう。
しかも、彼らはその火を絶やすことのないようにしていました。
今でも比叡山延暦寺に伝わる方灯、ほんの明治初めまでは残っていた
オクドさん(土間の竈)火を絶やさぬ様にしていた女性たちの話に通じることのある伝統なのかもしれない…そんな風に思うのは私だけでしょうか。

彼らは、弓をよく使っていたそうです。
弓がたくさん出土するのですが、中には弓なりになっていない
直弓形のモノも出土するのだそうです。
弓が杖の様に真っ直ぐにということです。
これもまた、惹かれる話。さっそく、私たちは堀江さんのご指導で
その縄文的弓を作ってみることにしました。
材料は…堀江さんの頂戴してしまいました。

堀江さん、ありがとうございます!

その材は、桜。実は、桜弓は縄文時代からあったのだそうです!!
感激感動! もちろん梓弓で有名な梓を材していたそうですが
私は最初に桜弓のお話を聞いた瞬間から、心がゲットされていました。
そうして、「いい材があるよ!」と、持って来て下さったのが
桜だったので私は本当に感激したのでした。












帰り際、この土笛をお借りしました。
劇中に、登場させようと思っています!!

可愛い〜♡

今日は、高校一年生で演劇部というキュートなお嬢様にも
お会いできました。いつか、うち舞台にもでてくれたらいいな、
と思うようなとて可愛らしくスレンダーな女の子。
彼女が桜月流舞台に立つ日もあるかもしれません!
その時には、皆さんに、そっとお教え致します。









☆彼女は、まだ高校生なのでアイコンサイズショットで☆


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