ー 2008年10月15日 アストロアーツ ー
人類初の望遠鏡による天体観測から400年目を記念して、2009年は
国際世界天文年にとなった。その年、「ガリレオ望遠鏡復元プロジェクト」
なるものが計画実行された。

私は、その時に作られたこのレプリカの精密復元を
国立天文台で見たことがある。
美しい単眼鏡の望遠鏡だった。


私は、昔から単眼鏡の形が好きだ。
多分、ガリレオやマルコポーロが夢と行動力と諦めない心で
覗いていた先人たちへの私の憧れが、あの形の中に
凝縮されているのだと思う。だから、好きなのだと思う。
勇気と希望と冒険心が詰まっている。
それは双眼鏡にはないんだなぁ。
単眼鏡の方が集中するでしょ。一心に覗く姿勢がある気がする。。
このような14倍率の単眼の望遠鏡で、
ガリレオはどんどん星の動きや姿を解明して行った。
カッコいい。
月のクレーターや木星の衛星たちを発見したなんて…超かっこいい。
単眼鏡の話に火がついたのは
もうすぐ公開される『天地明察』の写真を見つけたから。
この宮崎あおいちゃんと単眼望遠鏡に釘づけな私。

これ、欲しい。 欲しい。。。
ガリレオが作成した本物は、
今はイタリアのフローレンス科学史研究博物館に所蔵されているらしい。
復元されたガリレオ望遠鏡には実物どおりの14倍レンズが取り付けられ、
ガリレオがのぞいたときと同じ視野が得られるらしい。
鏡筒は㈱京都科学が製作、
14倍レンズはガリレオ望遠鏡の研究家秋山晋一先生が製作されたらしい。
あぁ、体感してみたい。体験したい!!
秋山先生、お訪ねしたいな。。。
Facebookの星のお友達、佐野さんのお話によれば
「5倍でクレーターは楽に見えます。14倍では第五惑星までは形もわかるし、衛星が見えます、後は想像!秋山さんの望遠鏡で見たら、心がグッときますよ!望遠鏡は大きさや性能だけではなくて、心で見えた(見たいという気持ち)があって初めて美しいと感じると思うのです。」と。
佐野さんもすごく素敵な方。
星の専門家は、本当に心がきれいだなぁ。
感動しました。心が見るんですね。。。
ガリレオは誰よりも心で宇宙を覗いていたんだろうなって思いました。
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