2012年9月9日日曜日

大阪 正泉寺での『Five Rings -Musashi武蔵-』

和ろうそくを並べ、
厳かな雰囲気の中で繰り広げられたこの公演。




とにかく、肉眼では見えるけれど
非常に暗いので、全く 写真が残っていないのです。
それが残念といえば残念であり、
一期一会のライブという贅沢さでもあり。
お客様の大半が外国人という公演。
とてもいいパフォーマンスになったと思う。




やはり、すべて生演奏というのはいい。
凛ちゃんの和太鼓とミフィールのサックス。
私の歌と、松木のボイス、
イレーナのオランダ語のポエム。

ここ正泉寺は曹洞宗のお寺。
住職の嶋本先生は、合気道八段の達人。
世界中に多くの弟子を持つ。

興奮覚めやらぬ… まま
今日を迎えた私たちなのでありました。

すべてがアンプラグドだったので、
その辺りも、とても良かった。
劇場の舞台空間とは全く違う。

また、外国人との共同作業というのも全く新しい体験連続。
育ってきた環境が違い、意見も考えも感覚も知識も
全然違う人間たちがひとつの作品に向かうって
とても大変な作業だった。でも、刺激的な新しい作業だった。

世界はもっともっと広いはず。
私たちは小さな世界で生きているな。

もっともっと羽ばたきたい。
もっともっと和をひろげたいな。

外国人と私たち日本人がこだわるところは全然違う。
でも、日本人はすごくイメージ力が強い人種だとも改めて認識した。
だから、日本人が新しいアートパフォーマンスを開拓挑戦できる余地は
たくさんあると思う。

細やかで繊細な、日本人の根本的な感覚を世界の人々は求めてるし
憧れてもいる。
だから、もっと我々は能力を高めて、
もっと作品化し、表現し、伝えるべきだとおもう。

日本人の、日本の感性は求められている。
大切な人間としての、美しい感覚があるんだとおもう。
目に見えるものだけじゃない何かを感じる心。
日本文化は世界のぐちゃぐちゃをととのえる力があるのかもしれない。

ストレス、多くの凶悪なこと、寒々とした関係性。
世界中にいろんな問題があるけれど。。。
日本文化には、何かできることがある気がする。

結ぶとか、祈るとか、調和するとか、尊重するとか。
やっぱり、美しい要素です。
美しいことって、本当に大事だと思う。





0 件のコメント:

コメントを投稿