
昔から「木の芽どき」などとも言われて、
春の花が咲き散るころに
悪霊が人々の心身を悩ます…とされていました。
そのため桜の散る時期になると、花の御霊を鎮めて
厄払いをするお祭が行われます。
花鎮祭です。
もともとこの行事は、春に蔓延する疫病の退散を願って
平安時代に盛んに行われたもの。

奈良の大神神社の「鎮花祭」、
山桜を花神に棒げる吉野金峯山寺の「吉野花会式」。
私の育った京都にも、花笠をかぶる今宮神社の
「やすらい祭」がありました。
風が吹いて、桜の花びらが散ってゆくから…
花鎮(はなしづめ)する。
日本って素晴らしい国ですよね。
これから八重桜の季節もやってきます。
まだまだ日本の花風景は美しいです!
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