2013年10月18日金曜日

赤坂の日枝神社さんで七五三をすると、巫女さん姿のリカちゃんがもらえるらしい!

今日、私の通う國學院大学で特別講義があった。
赤坂の日枝神社さんの権宮司さまからのお話だった。

その中で、「七五三詣」激減の一途を辿る日本で
この「巫女さん姿 リカちゃん」を記念品としてお渡しするという
アイディアが功を奏し、いま、日枝さまの七五三が人気らしい。




神社は、祭祀をすることと、
御祭神の御神徳をつたえること、この二つがお役目。

七五三詣を通して、そのご家族が神社にまた訪れてくださるように
なれば嬉しいと権宮司さまは語られた。

稲荷神社信仰が江戸時代に大ブレイクする時も、
イエスさまの教えが世界中に広まってゆく時も、
常にその時代の広報戦略があった。

女の子にはリカちゃん、
男の子には日枝神社紋入りのチョロQ。

これ、私でも欲しいもんなぁ。
七十五十三十ってわけにいかないしなぁ。

日枝神社は江戸城の鎮守社、徳川将軍家のゆかりの神社さん。
だから、古くから、将軍家のお子さま方が
三歳の「髪置」、
五歳男子の「袴着」、
七歳女子の「帯解の儀」をされてきたわけだ。

三歳になったら髪を伸ばそう。
五歳になったら袴をつけよう。
七歳になったら紐で止めた子供着物じゃなくて、
ちゃんと帯をして着物を着よう。

こんな通過儀礼が昔はあったんだな。
現代人は、お宮参り以降、
ずっと好きな柄の服をきて、好きな髪型で。
いくつになったから何かをする!っていう約束事がほとんどない。

あぁ、袴をはいてるから五歳を過ぎた男の子なんだな、なんて
見た目の変化がない。大人への階段としての通過儀礼が、ない。

せめて、古くからある行事を大切にして
その中にある本当の意味を考えたり味わったりする
機会を持ちたいものだな。

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