2011年6月12日日曜日

某料亭にて、宝井琴星さんの講談「塚原卜伝」を聞く!

贅沢っ!

銀座の某料亭にて、たった10名のお客様のために開かれた
軍記モノの講談「塚原卜伝」の会にご招待頂いてしまいました!


軍記モノの講談のひとつ「塚原卜伝」は、
馬琴さんの一門であられる宝井琴星さんしか、
今は語れる人がいないとのことを
講談界のプリンセス・神田陽子さんの
ご指導により知り得て、
この贅沢な会が実現したとのこと。

私も、松木くんと共に
御同席させて頂いたのでありました。


皆さん、講談って聞いたことがありますか?
最近は落語ブームで大学のクラブでも落研は部員数が多いと言いますが
講研というのはあるのでしょうかしら?

扇子みたいな形の鳴り道具で、机をたたきながら
歴史活劇を語る芸能です!

剣豪卜伝というと、すっかり老人になってからのイメージしかありませんが、
今日の講談は、少年期から22歳までの物語の3席を聞かせて頂きました。
これを全編聞かせて頂くとなると…
全30という壮大に長いストーリー展開になっています。
1席が20分ぐらい。それを3ストーリー分聞かせて頂きました。

何だか、耳から声で聞く文化というのは、
こちらを完全に子供にさせるものです。
幼き日に童話を聞かせてくれた時のように…
わくわく、次はどうなるの?どうなるの?? と、胸が高鳴ります。

私が思っていた卜伝の印象は、全くガラリと変わりました。
目の前に、ひらりひらりと大人をかわす卜伝の姿が眼に浮かんできます。

少年 卜伝。
ちょっと生意気で、剣術の天才で、
のびのびとした少年時代〜青年期前半の頃の物語。

すごく、楽しかった!
明治時代には、寄席より、講談を聞く場所の方が全然多くて賑わっていたそうです。
琴星さんのような、日本語り文化の担い手が、いっぱいいらしたんでしょうね。

ぜひ、一度、皆さんも生講談聞いてみてくださいっ!
完全に子供に戻ってしまいます!!
ケラケラ笑ってしまって。本当に楽しかった!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
宝井琴星さんの 
オフィシャルサイト http://kodankyokai.com/profile.php?act=detail&sn=111


次回《講談夜席》
日時 6月17日(金) 午後6時〜
会場 お江戸 日本橋亭
料金 二千円
出演者 寿・二ツ目昇進銀冶/星之助/貞友/琴星/香織/貞花「梅小袖昔八丈・髪結新三」
お問合せ 3959・7924 講談協会 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神田陽子さんの
オフィシャルサイト http://www008.upp.so-net.ne.jp/kan-yo33/

0 件のコメント:

コメントを投稿