2011年6月30日木曜日

空を飛ぶ、厳美渓の「郭公だんご」をご存知ですか?

6/23の早朝、盛岡のホテルに居た私は、
マグニチュード6.7 震度5弱の地震に遭遇しました。

秋田のストーンサークルから盛岡へ出て来ていた私は
前日、電車や高速にある標識を見ていると…
陸前高田、三陸町、大舟渡、石巻、釜石というような
東日本大震災でずっと見て来た名前がたくさんありました。

東北にいるんだなぁと、改めて実感しました。
そんな中、震度5弱の揺れでした。
震源が盛岡ですから、それはもう下から突き上げるような大揺れ。

携帯の警報音が鳴って、数秒後、私の身体は勝手に飛び上がらされました。
正直、怖かったです。前夜も余震が何度もあって、
「東北はこんなに毎日揺れているのか…」と考えていたところでした。

そんな中、実際に大きな地震に遭遇したのですから、
かなり驚きました。一人旅でしたので、怖かったです。
私は6階でしたが、津波警報の発令を驚愕してテレビで見ていました。


この日、私は今日も平泉へ行くことを決めていました。
昨日は、義経が住んでいた高館や、弁慶の墓、中尊寺などをめぐっていました。

今日は、達谷の窟から衣川の方へあがろうと決めていました。
しかし、早朝からの地震で在来線は全てストップ。
平泉の方角へ進むには、たったひとつ動いている列車=新幹線に乗って
一ノ関へ行き、バスで厳美渓という渓谷をめぐり、タクシーで窟に行くしか手だてがありません。

私は、迷わずにその道を選びました。
バスは1時間に1〜2本。とにかく、私は乗れるバスに乗り込みました。
雨がしとしと、時にざーざーと降っています。

盛岡を出て、3時間。
私はやっと、厳美渓に到着しました!

観光客はほとんどいません。バスでここに降りたのは、私だけ。
雨の音と、渓谷を流れる渓流の激しい水音。

なんだか、寂しい…。
すると…。
渓流の上を何かが動いているのを発見しました。
















空飛ぶ円盤みたいなものが、森の間から抜けて、渓流の上を飛んでいるのです!
???
それは、籠でした。
私は、びっくりして、その籠の到着する先に走ってゆきました。


かっこうだんご と、書かれた籠です。
小学生の男の子が、その籠にお金を入れ
引率の先生?と、その団子を買っていました!
















おぉ!! 籠が出て来る向こう側に「郭公だんご」と書いた看板が見えます。
空飛ぶだんご「郭公だんご」と書かれています!

きゃー!面白いっ。全く人気のない渓谷に、小学生がいて、だんごが空を飛んでる。
おとぎ話のようではありませんか。早速、私も籠でお団子を購入!!



なんだか
わけもわからず
とにかく、このお団子を
ゲットしたのでした。

全くまじりけのないお餅で
5時間以内に食べて下さいと書かれています。




美味しいっ。
やわらかい。

みたらし、ごま、あんこ。

おとぎの国のお団子でした!

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