2011年7月3日日曜日

縄文人の目になったような気がした…ストーンサークルという天文装置の中で!













夏至に剱舞させて頂いた、
秋田県にある大湯のストーンサークル。
縄文人が作って行った天体装置です。
本当にすごかった、素晴らしかったです!


























ここには、野中堂というのと、万座という2つの丸い大サークルが双方型に並んでいます。
その各々のストーンサークルの芯となるおへその石と日時計石、
そして、もうひとつのサークルのおへその石と日時計石、
この4つの石を結んだ遠い延長線の向こうにピタっと夕日が入ります!

梅雨の晴れ間とはまさにこのこと、
この時期に最高の気象条件で体感できたことは縄文チームの皆さんも皆奇跡的だったと…。




連れて行って下さった小林達雄先生も、
とても喜んでおられました。
もちろん、私も最高の喜びにうち震えました!







夏至の夕日、刻々赤く丸くなる!

















その夕日のライン上の中心位置は、
NHKさんやプロのカメラマンさんが
撮っていらっしゃるので
私のカメラの夕日はそのライン上の
ものではありません。

また、今後のテレビ番組や、
ミュージアムで披露される際には、
またこのブログでもお伝えします!

とにかく私は、
「いりにし ひむかし」を肌で実感しました。

夕日が入ってから…


夕食後、また夜のストーンサークルへ行くと…
そこは真っ暗です!電気がないのですから。
そして、空を見上げると満天の星!!
隊は日時計石の撮影などをしていて。



私はひとり
サークルの中を歩いていました。

この写真は、うすいライトを
あてて撮ったものです。
神秘的な日時計石が
浮かび上がりました。

小林先生とご一緒でなければ、
普通はこの円の中に入ることはできません。
本当に贅沢な経験でありました…。



真っ暗な中でしたが、私の目もだんだん目が慣れて来て。
私は、万座のサークルの中の、中心あたりをゆっくりと歩いていました。

すると、私を呼ぶ石が!!

…そこに行き…、その石になぜか右螺旋な傾きで座ると…
なぜか、ぴたっと私にはまったのです!(うまく説明できませんが)
そこに座って、北斗七星たちが天上をまわってゆくのをずっと見ていました。
多分3時間ぐらいだと思います。

縄文人の目になった気がしました。


ここで彼らもこんな風に風景を見ただろうと…感じました。


その後、先生が火を焚いてくださって。
ここには絶対、火は必要だと感じました。
こういう場所には火が必要です!

普通は入ることも、
火もNGなのですが、幸運でした。

北東の背景に、クロマンタ(黒又山)。
その山に向かっても石が並んでいて何かを現しています。


先生は、こうした聖なる「かんなび」山を
この空間に取り入れる形は、
能の松へと継承されてると、おっしゃいました。
このサークルは聖なるハレの空間として、
200年もかけて作られました。
自分の代だけじゃない建造物なのです。
スケールが違いますね…。

一般人は、なかなか自分の代で結果がだせなくてもよいもの
に興味をもつことができません。
そういうスパンでものの見方をする人たちは、
今となっては、宇宙物理学者の先生方ぐらいですよね。

ここからは、土偶もたくさん出土してます。小さな可愛らしい土偶がたくさん、展示されていました。
土偶の中には、板チョコの割れ目みたいのがあって。
わざわざ割れるように作ってある土偶などもあります。
それを、どんな風に使っていたのか。手のひらに乗せて、どんな風に触ったのかな。
いったい、この時代、どんな祭祀をしてたんだろう…ずっとそんなことを考えていました。


翌朝、太陽の舞を舞わせて頂きました!
すると、雲雀がやって来て、私の歌と一緒に歌ってくれました。
なんともなんとも、気持ちよかったです!

小林先生に英国のストーンヘンジにも連れて行って頂いたけれど。
この天体装置の中に入ると、波動が全然違います。
人と自然が、その装置の中でとけあう。

舞うことは、人と自然が融和するということだと思っていますが。
私は自然と向き合って立って、繋がろうとしてた気がするのです。
でも、違った。

人は自然の中にすでに含まれている。
自然界とは、人もふくまれたところの自然なのだ。
人と自然の間のところは時間的にも空間的にも連続して繋がってる。

それを誰でもが感じられる場所。聖地にはそれを感じ易くさせてくれる力がある…のだと思いました。

ハレの日に、ここで人は皆、ととのったんだと思います。
偉大なる装置です!!

この体験を、12/3、4日の東京グローブ座公演「衣川幻想」に活かしたいと思います。

大湯ストーンサークル館 

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