2011年8月25日木曜日

これがcafe松風窓の大人気メニューのひとつです!

カフェ松風窓

☆煮込み味噌デミハンバーグ大和芋とろろご飯丼 950円


お味噌が入った和風のデミグラスで煮込んだハンバーグが
大和芋のとろろさんの上にボンっ!と乗っかっています。

現在、「真鯛の照り焼き ラタトゥーユ丼」と、
ツートップのメニューになっています!

私がおばぁちゃんに教えてもらったハンバーグがベースになっています。
このカフェのランチのプロデュースをはじめて、明日で丁度、1ヶ月。
お昼は超満員の松風窓。


ここは、ご存知の方も多いと思いますが…
私が5年前に受継いだカフェ。私は大学生の頃からの常連でした。
民家の廃材を使った釘を一本も使っていない建築のカフェ。
1枚板の中央-テーブルが、堂々として…本当によい「気」に溢れた空間。
私は桜月流の活動で海外公演も多いですが、どんな国に行って
素敵なヨーロッパのオープンカフェや美味しいスィートの出て来るカフェにも出逢うけど…
でも、どんないいカフェに出会っても、海外での仕事の後半になると
いつも「あぁ、帰ったら松風窓でゆっくり紅茶飲もう。マフィン食べよう。」と思いました。

世界中にいいカフェや美味しいカフェはあるけれど、
でも、松風窓ほどゆったりと癒され、心身ともにゆるゆるし、
自分の考えもまとまり、読書や創作に適した場所は他にはありませんでした。

前マスターは、健さんのような…本当に職人でコーヒーを愛していた方でした。
この空間にマスターの哲学があふれています。しかし、マスターはここを続けることができなくなったのです。

閉店するという最後の日、常連の人々が地方からも集まり…
ジョンコルトレーンのいつもの閉店の曲が流れると,お客さまからのすすり泣きが聞こえるほどでした。

私はその日、そこにいて。
マスターに…

「マスター、ここがなくなっちゃうなら…私がやります」と、言ってしまった。

頭じゃなくて心が言ってたので、後先なにも考えていませんでした。
マスターは、「お前にには桜月流があるだろ。両方はできない。そんな甘いもんじゃない。」

最初はそうおっしゃられました…でも、マスターは、私の決心を知って
桜月流の皆にネルドリップ特訓をしてくださり、全ての備品、イスやテーブル、すべてのカップを置いて行って下さったのです。
しかし、私は全く、コーヒーが飲めないし、ネルドリップのような繊細な手の仕事は無理!!
私はすごく大雑把な人間なので、こういう繊細な仕事は無理。
それで、松木くん筆頭に同じく常連だった仲間たちがコーヒーの点て方を習得してくれたのです。

私はこの道では素人ですから、とにかく、「よき文化の発信基地であろう」と努力することにしました。
そして、桜月流の哲学が伝わるアンテナショップ的な存在となるカフェにしようと決めました。

ランチも同じ。
「心と身体に優しいランチ」というのが、コンセプト。
普段、自分ではなかなか食べられない根菜類や
とろろみたいに自分の家ではめんどうだけど、でも食べたい!みたいな食材使うようにしています。

それから、もうひとつ、自分が好きなもの、だけメニューにしました。
自分が好きなモノじゃないと自信をもって出せないので。

ここは、珈琲や紅茶は、天下一品。
だから、おいしい料理のあとに〆となる飲み物は最高です。
そこへ、今、フランス人のパテシエ友人からの教えで相澤ちゃんが美味しい自家製スイートを
作れるようになりました。このバランスもすごくいいのです!

すべては調和が大切!
これは、桜月流が剱舞で学んで来ていること。
同じことを、ランチの空間で表現する。それができればと思っています!!

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