2012年6月12日火曜日

縄文時代、5000年前の火焔土器に触った私!

すごいです!
5000年前の土器です!!
縄文の花形 火焔土器、そのホンモノに触らせて頂きました!

感動です…。



あぁ、5000年の時の流れ。
なぜ、こんな生命力あふれる形が、5000年も前に
生まれていたのか。私のずっとずっと前のご先祖さまが
作った土器。煮炊きをした跡があります。

実用性から言えば、こんなに使いづらいものはありません。
しかし、これを作り、使ったのです。
きっと、きっと…どんなにか大切な時、大切なものを
煮炊きするために使ったのだろうって、感じます。


火焔土器は、ひとつとして同じものはありません。
しかし、共通点があります。


まず、一番上に、とさかのある鳥のような、尾をはねらせた魚のような
シンボリックな形状が4つ突起しています。



そして、その4つの突起をつなぐようにナミナミギザギザがあります。


突起の下には必ずトンボめがねみたいな窓があり、
その窓と窓をS字文様が埋め尽くします。



どんな火焔土器も、このような形式があるのです。
それにもかかわらず、個性を出して、
絶対人とは違うものを作ろうとする。
それが、縄文人。人の同じものは絶対に作りたくないという
精神があるのです。人と違う個性が絶対大切なのです!


火焔土器は新潟でしか出てきません。
この津南あたりから、
ヒスイで有名な糸魚川ぐらいまでの分布なのです。
不思議…でも、きっと、意味があるよね。
かの地の縄文人の崇高さに頭が下がります。


佐藤さんに説明を受けて、縄文土器の迫力に圧倒されている松木くん。
今日は松木くんと、桜月の縄文舞台の下見のため、
ここ津南を訪れたのです。





今夏、8/4(土)ここ津南の遺跡で
桜月流が新たに発表する「ツルギ 縄文サイ」の幕開けステージが
あります!火を焚いて、屋外そのままで公開します。
縄文マスクの堀江さん、太鼓の凛ちゃんも出演。
小林達雄先生の監修。
ミラクルミカさんの大麻シルクのコスチュームを身に纏います。






実は、津南の佐藤さんとは前々からのお知り合いで。

2009年に、日本の選りすぐり縄文インディージョーンズたち
30名と一緒にイギリスへ、遺跡&大英博物館ツアーのため二週間ほど
過ごした時にお会いしたのでした。

その時は、大英博物館の土偶展のために
國學院名誉教授である小林達雄先生が基調講演をされ、
そのまま旧石器時代を訪ねるビックなコアツアーが開かれたのです。
この時の土偶展は、毎日1000人が並ぶほどの大盛況人気ぶり。

THE POWER OF DOGU


私は、全くの縄文素人。
でも、小林先生が声をかけてくださって…。
貴重な幸運なる旅をさせて頂いたのです。
普通の人では入れない、あそこやここ。
専門家のためのプレミアムツアーでした。



佐藤さんは、新潟県津南の『なじょもん』という名前の
博物館の学芸員です。
彼の案内で、今日は縄文のディープな世界へ誘われました!



さて最後に朗報です!
今年、イギリスの大英博物館の日本ブースの中心的美術品として
ひとつの完璧なまでに美しい火焔土器が、持ち込まれます。



それが、この津南出土の火焔土器です!!!
いま、イギリスへ旅立つのをここでひとりひっそり待っています。
この子も、4つの突起シンボル、それを繋ぐギザギザ、
とんぼメガネ、S字文様が揃っています。




津南火焔が、
イギリスの大英博物館へ…常設展時される。

なんて、素晴らしい。
縄文は日本のオリジン。
日本プリミティブ=縄文は、世界が注目し世界に切望されている
日本文化のひとつ。
いま、一番、力強く求められている時代かもしれません。

私も縄文の生命力が大好き。
魂に直接飛んでくるパワー。
5000年の時を超えて尚、生命力に満ち満ちて。

こういう文化を残したい。
桜月流も、こうなりたい。




これは、石斧。この研磨をみてください。
縄文人の技術力の高さ。美しい仕事です。

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