2012年6月16日土曜日

ボイジャーが、とうとう太陽圏の端っこに到着した模様…です。

ボイジャーくんが、太陽圏の端っこに到達しつつあると、
NASAが発表しました。



1977年に打ち上げられたボイジャー。
ひとりぼっちで…ボイジャーは、お母さんの地球からどんどん離れて
宇宙の漆黒の空間航行している。

NASAの探査機「ボイジャー1号」。


あれから35年。
ボイジャーくんのおかげで、私たちは惑星の美しい姿を
はじめて目にすることがきたのでした。

そんな、宇宙開発の最初のヒーローであるボイジャー。
今でもNASAでは、ボイジャーくんの足跡を辿り、ずっと彼が
送ってくる微かな微な信号に耳を傾けています。

NASAの研究者からとれば本当の息子のような存在であるボイジャー。
そんな彼が観測している宇宙線の量が
先月7日以降、急に増え始めたというのです。

太陽圏の境目では、その内側の領域には太陽から出た粒子の流れ「太陽風」が吹いて、地球上の生命を脅かすような高いエネルギーを持った宇宙線が太陽系外から入るのを防いでくれています。

だから、ボイジャーの周辺の宇宙線量が増えたということは、
その太陽の守りが薄くなる…太陽圏の外へ近づいている
ということなのです。


ボイジャーは、今、178億kmの彼方にいます。
だから交信には16時間36分かかります。
それだけの時間をかけて届くデータ。

太陽守護のしるしでである太陽風の荷電粒子と、
超新星爆発で生成され太陽系の外から飛来する宇宙線の量を
観測していれば、ボイジャーがどの辺りを飛んでいるのかがわかる。

「宇宙線の量が増加した」

つまり、今、ボイジャーは…
それだけ太陽圏ギリギリの辺りにいるということ。
それだけ「外の世界」に近づいてしまったということなのだ。

ボイジャーくん、
とうとう君は太陽系の外に出てしまうの?



なんか、涙出る。


http://www.astroarts.co.jp/news/2012/06/15voyager/index-j.shtml

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