
新年最初の満月。
こよなく美しい姿で、おでましでした。
さて、旧暦で考えますが、
私は、旧暦正月の十五日…つまり
新月から数えて十五番目のお月さまの夜に、夢流しをします。
私は、小さい頃からずっと、その行事を行っています。
そして、今は桜月流の皆でも行います。
夢流しの時は、鏡の文字を書きます。

今夕は、新入生のためにその鏡の文字の練習日に設定していました。
毎年、皆がすごく緊張して書けなくなってしまうからです。
神様にお願いごとをするのに、予行演習はできないもの。
だから、本来はその日にのみ心を込めて鏡文字を書くものだとは承知しているのですが、皆、私のように小さい頃からやりつけていないので…
手が震えてしまったりするのです。
だから、今日、新暦新年の満月の日に数人が練習を致しました!

ながきよの とのねぶりの みなめざめ
なみのりふねの おとのよきかな
これは回文です。
その間に鏡の舟を書きます。
今日は練習なので、わざと舟を重ねて書きますが、
本来は鏡合わせにして舟を書きます。
この舟に、去年までの悪い夢は全部
持っていってもらい流して頂くのです!
その紙を、十四番目の月夜の晩に枕の下にしいて寝て。
その紙を、十五番目の月夜の中、海や川や水に流します。
そうすると、また新しい一年、たくさんのいい夢が入ってきます!
これはおばぁちゃんが私に、教えてくれた新年行事なのです。
いい夢が見れると、いい人生がやってくる。
これは、たくさんのよき夢を見られるための、おまじないのようなもの。
夢遊びなのです!
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