2011年5月10日火曜日

朝日が降りそそぐ海にむかって、剱を振る!


鹿島、香取の旅で、
名だたる剣豪たちも、
この鹿島の海を見たはずだな…
この香取の千年杉を見たはずだな…
などと思うのは、感慨深いものだったし、
それを600年後の人間がこうして
考えているということの「時のつながり感」
というものに感動していた。


最近は
箱根か、富士山を見上げる湖畔で
ひとり稽古に籠ることが多かった私でしたが、
何だか去年の夏合宿ぶりに、明け方の砂浜で剱を振りたくなりました。


谷口さんに製作してもらった “神谷モデル”の木剱を2本と、桜鈴を持って、出かけました。

清々しい早朝の風。
気持ちいいこと。
潮騒の音に耳を傾けながら…地球ぐるりとつながるような気持ち。
広いなぁ。不思議だなぁ。

私は、この砂の上に本当に立っているのか、
空にぶら下がっているのか、海に引き寄せられているのか、風に浮かんでいるのか。

そんな朝から急ぎ戻って、
ゴールデンぶりに桜月の舞台稽古に合流すると…、人がこうして生きて剱を振るというのは
改めて素晴らしいことだなぁと、しみじみ思った。

ここにも海があったらな。
稽古場を完全屋外にする方が、今の時代では贅沢な稽古になるのかもしれません。

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