2011年5月29日日曜日

縄文の権威/小林達雄先生のご講義!


今日は、小林達雄先生のご講演がありました!!
縄文の権威、國學院大学の名誉教授の先生です。
先日、爆問学問にもご出演されていましたし、
岡本太郎さんも、北野武さんも、先生が大好き。

本日の講義内容は…

 日本考古学協会公開講演会
「 劇場空間としての縄文記念物 」

あぁ〜。
「私のために、小林先生はお話しして下さるんだ…。」
と、勝手に感じ入った私。
かぶりつきの最前列中央で、お聞きしました。
 
小林先生の講義、最高でした。
縄文人の生き方、そして、縄文人がどうして
ストーンサークル他の特別な場所を創ったのか。
肚の足しにもならぬ、役に立たぬように思えるものを
200年もかけて…どうして創ったりしたのか。

縄文人が、目の前にいて話してくれてるような…
そんな講義でした。
先生の話を聞くと、益々縄文時代が好きになる!

春分や秋分、夏至冬至に太陽が昇ったり沈んだりする
場所をしっかりと示すストーンサークルや土手。
これは、彼らが祭りする場所に必要なハレの日のための装置。

どんなパフォーマンスをしたんだろう。
私は、剱舞と歌を歌う者なので、どんな祭祀をどんな風にしたのか、
どんな舞を、どんな歌を歌ったのか、どんな所作をしたのか、
どんな道具を持って、どんな風に祈ったのか。
そういうことに興味があります。

先生のお話を聞いていると、
私なりの縄文人の世界が見えて来るようで…
桜月流の真髄にある人と自然が和そうとする文化の方向性は、
縄文からの流れであり、これは絶対に正しい文化だと改めて確信します。

そして… 元気がでます!





左から藪ちゃん(先生のお弟子さん)
真ん中、小林達雄先生!
右は私です。

先生にサイン書いて頂きました。
(毎回、書いて頂いている…)

先生、益々お元気で。
これからも、ずっとずっと
縄文人のことを教えて下さい!



先生のお話の後、研究発表として、6名の講師の先生が
「考古学から古代祭祀構造を考える 〜神道考古学の方法論と展望跡〜」と題された研究発表をなさいました。
國學院大学での、考古学学会の総会。懇親会にも混ぜて頂き…全く場違いな私。
まわりは、考古関係者か、インディジョーンズばかり。
でも…小林先生に「土偶」イギリスツアーに同行させて頂いた経験のある私は、
な〜んとなく、この考古学の輪の中にちゃっかり存在するという特技を持たせて頂いているのです!

小林先生、國學院の考古学研究所の先生方、生徒さん皆さん、いつも本当にありがとうございます。
縄文人の素晴らしさは、ここからもっともっと発信されてゆくと思います。

縄文人は、となりの記念物(ストーンサークル等)をまるまる真似たりしない。
意地があるんです!独自性を出すんです。自分で自分達のムラで、独自性のあるものを創造します。
例え美味しいと思っていても、一種のものだけを食べ続けて種を絶やしたりしない。
何でもかんでもいろいろちゃんと食べるのです。
祭祀のためのお道具もあります。なくても生きていけるような…土偶、石剣、勾玉なんかを
超 長時間をかけて作り、そこに目に見えぬ世界観を見える形にして表現するのです。

先生は、おっしゃいました。東名人間は見えない。でも包帯をまけばその姿が見える。
そんな風に、縄文人は自分達の世界観を目に見える形にして表現するんです。

私も、縄文人のようでありたいです!
私の剱舞にも、歌にも、そういう息吹を込めたいです!

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