これは、サン=テグジュペリが飛行機と共に消えてしまう年の
一年前に書き残していたラブレターなんです。
20歳も年下の女の子に宛てたという手紙が
岡山の絵本館によって翻訳&出版されたという噂を聞き、
私はすぐいつもの本屋さんに相談の電話をしたのでした。
もちろん。
サン=テグジュペリ自身は、こんなプライベートなものが
後世、世に出るとは思ってはいなかったかも。
でも、詩人の愛の言葉に出会いたくて。買っちゃいました。
そして、やって来たご本が、これです!

サン=テグジュペリ
「恋をした星の王子さま 名の明かされない女性への手紙」

わぁ、挿絵がすごい!
サン=テグジュペリは、彼女へのほとばしる愛のために
星の王子さまの挿絵を描きながら書いたのだ。

可愛い♡
私なら、この絵をもらうだけでドキューンだけどな。
でも、相手彼女は、とてもつれない態度だったのです。
だけど、これって現実なのかな。
本当に彼女に届けた手紙なのかな。ファンタジーだったりして。。。
そんなことを思いながら読み進みます。
短いから、あっという間に読み終わってしまうのです。
「まだいくらでも書ける、なぜならこれはぼくの最後の手紙だから。
でもぼくは寝そべって書いているので行が傾いてゆく、
まるで酔っているように。でも、飲んだのは少々の悲しみだけ。」

電話をしてもいたためしがない.....夜にはいつもまだ帰っていない....
彼女の方からはかけてくれないし....うまくいかないもんだな!

皆さんも、ぜひ手にとって読んでみてください。
定価:1500円(税別)・A5判変型・カラー32ページ
お買い求めは:書肆亥工房 mail:ishigai@snow.plala.or.jp
