音を感ずる儀式というものでしたが、
今日おこなわれた 内宮 「奉幣の儀」は、彩りの儀式でした。

時を知らせる太鼓の音。
神宮でのすべての儀式 祭は、この独特の太鼓の音で始まる。
奉幣とは、貨幣の無かった時代に最も貴重なものとして、
絹織物=幣帛 をお供えしていたという故事に習い、
神宮だけは今も古代と同じく、
天皇陛下より幣帛が奉献される。
それが神宮に天皇陛下の御使いである勅使から届き、
そに大切なお供えものである絹を神さまにお捧げするのが
『奉幣の儀』なのだ。




正宮では、二時間ほどだったか古式の儀式が執り行われました。
ちょっと考えただけでも、
この儀式を二千年続けるのは奇跡に近いことであり
物理的にもこれを行う全ての神職さまは、行だと思います...。
大変な長時間、その儀式は続けられます。
しかも、このようなことを連日行ってこられたのが
この神嘗祭です。
私は、心底、頭が下がりました。
神宮は自分のためのお願いごとをする場所ではないので、
本当に国家の平和、国民の幸せを願って
おこなわれている儀式。
言挙げせず、とても秘されている。
誰が知らなくてもよい、
しかし、ただ、この儀式を続けること、
神話の世界をそのまま続けることが大事だとされている。
昨日、山中隆雄先生から「斎庭の稲穂」のお話を伺いました。
日本は本当にいい国。素晴らしい国です。
雨が降っているのですが、太陽はずっと出ていて
本当に不思議なお空でした。
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