2011年3月5日土曜日

パイプオルガンを弾く…幸せ♪

ユルゲン・アーレント製の
パイプオルガンを弾いています。

どんなに美しい音か…
皆さんにも聞いて頂きたいです。

何度も言いますが、
上手い下手じゃないんです。
そんなのも超えて、
その音が重なる響きが…本当に美しいのです。

バッハのコラールを練習しています。
心も身体も健康になる感じ。
剱舞と同じ、常若(とこわか)効果です。



バブルの時に、日本にはたくさんの
パイプオルガンが建ちました。
だから、立派なホールオルガンがだくさんあります。
でも、ほとんど使われていない。
カザルスホールも閉鎖して…同じアーレント親子が建てた
オルガンは…眠ったまま…。移築できるのか、壊されてしまうのか。
誰にもわかりません。

ヨーロッパと違って、日本のパイプオルガンは教会よりホールにたくさんあります。
バブルの産物ですが、海外の人々もうらやむようないいオルガンがたくさんあるんです。
日本人のビルダーさんの腕も超一流です。
(パイプオルガンは建物と一体なので、その楽器職人さんのことをビルダーと言います。)

私たち日本人も、もっと、それらのパイプオルガンをヨーロッパの教会の人々のように
大切にできたらいいなと思います。本当に本当に、パイプオルガンの響きは美しいです。

私の先生、
ジャン=フィリップ・メルカート先生がバッハやフランクやパッヘルベルやブルーンスを弾いて下さると…
本当に涙が出そうになります。

何だろう。パイプオルガンの曲って、キリスト教とつながっていますよね?
だから、バッハでも誰でも、神様に捧げる曲を書いているんです。
それは、すごく神聖で、すごく純粋なんです。
そうすると、国境も性別も宗教も越えて…リスペクトできる。

私は、祖母から、やまと言葉を歌う「ヤマト歌」を受継ぎましたが
これは、自然界と融和するための歌です。だから、何だか讃美歌とも似てる。
讃美する、感謝する先がある音楽というのかなぁ…。
Old Japanな雰囲気とよく言われますが、
古代の日本的な…ヤマト的な讃美歌みたいなところがあるのです。

だから、私はパイプオルガンにも惹かれるのかな。
パイプオルガンの曲って、男女のラブソングとかはないですよね。
そういう世俗的な音楽が登場する前に盛んだったような音楽です。

その感じが、私は好きだな。
パイプオルガンを弾いていると…宇宙から音たちが荘厳に優美に可憐に…降って来る。
そういうパイプを通る風たちの音を、身体いっぱいに浴びるんです!その気持ちいいこと。
ストップでパイプの音を選択すると、本当に多種多様な音があって、それらを自由に重ねられるんです。

あぁ、幸せ♪
私の最高に贅沢な遊びですっ。

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