プロ、アマ問わず真剣に稽古鍛錬する場所です。
私は、流派の名前をつける時に
ひとつの思いを込めました。
美しい剱の道でありたい。
剱は剣ではなく、刃をきちんと意識する「剱(ツルギ)」。
元々古代には両刃であった日本のツルギの精神=調和 を伝えたい。
剱は、人と人、人と自然を調和させるための聖なる器だった…
というを教えを体現するような剱の道を興したいと願いました。
桜月流の技芸は、舞のカテゴリーであります。
ですから、斗いのアクトをする時にも、斬り合う交錯を
究極的な調和に昇華させて表現したいと考えています。
「桜」は、日本文化の象徴。
「月」は、宇宙の象徴。
それで、桜と月を冠にいただいた
美しい剱の道…美剱道としたのです。

ですから、桜月流の稽古では、刃を意識し、
その方向と量を充分知覚していこうとします。
そして、無駄のない機能的な動き中に美しさを見出してゆきます。
それは、自然界の動きのモノマネでもあります。
また、身体が剱に仕えてゆくような動きでもあります。

門下は、それをどうにか受け止め理解し、自分のモノにしようと
必死に訓練します。向上心のある者だけが、残ります。
そのような訓練を積んだ者の中から、
ひと握りの精鋭が桜月流/O-Getsu Ryu の
プロフェッショナル メンバーとして舞台公演、他の出演をします。
世界で活躍できる者を育てています。
このようなメンバーの候補生を育てるために
桜月流「兆 ー KIZASHIー」
というプロジェクトを立ち上げました。

まだ、十代、二十代前半というジュニアを育て上げる
プロジェクトです。この「KIZASHI」も今、私がとても
力を入れている活動の側面です。
「KIZASHI」プロジェクトの舞台公演『八犬伝』を
八月に開催する予定です。
今、その熱気で、桜月流はいっぱい!
若き力を育てたい。
私もまだまだまだまーだ、頑張ります!!!

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