2013年9月30日月曜日

國學院 企画展 「折口信夫・釈迢空ー情念の伝達」やってます!!

國學院へ入学するきっかけを与えてくださったのは、
民俗学者の折口信夫先生なんです。

大好きな先生。
この先生に会いたくて、会いたくて、会いに行こうとしたら...
もう50年も前に亡くなっていて。
途方にくれている時に、折口先生の最後の直弟子という
國學院名誉教授の岡野弘彦先生に奇跡のように導かれました。
その日、打ち合わせに出かけた先の、中央公論社さんに
岡野先生がいらしていたのです!!源氏物語講座のために!

私は、岡野先生に
「折口先生が好きなんです。お話聞かせてください。」
そうお願いしました。

日を改めて、先生は私と会ってくださいました。

「折口先生が言う、ツルギのこと教えください!」
「では、まず、折口の全集を全部読んできなさい。
でも、折口は難しいです。先に柳田邦男全集を読むことをすすめます。」

「....。私は折口先生が好きなので折口全集を読んできます!」

私は、折口全集を買うと高いな...。図書館かな。
そう思っていました。
ふらり、その日、池袋古本市なるものが
芸劇前広場で大々的に開かれていました。

「折口先生の全集、あるかな?」

走って見ました!!
ぐるぐるっ。ぐるりっ!

あーー!!!

あったのです。折口全集。しかも一冊500円。
私は片っ端から折口全集を何十冊も積み上げて。
車の援軍を呼びました。

ひとりの老紳士が「お買いになるの?それは、いい買い物ですよ。」
そう言っていかれました。

この事がきっかけとなり、岡野先生の特別講義を聞きにくるようになった
ことがご縁で、縄文の名誉教授・小林達雄先生に出会い...。

いま、國學院の神道文化学部に入ることになってゆくのです。


だから、國學院との結びつきの原点は、折口信夫先生。
おばぁちゃんが私に教えてくれたことと、すごく似てることを
いつも書いてらしたから。ずっと惹かれていたのです。

そんな折口先生の企画展を、いま、國學院の博物館でやっています!

オススメします!!




企画展 「折口信夫・釈迢空ー情念の伝達」

会期:平成25年9月22日(日)~10月27日(日)

折口信夫没後60年を記念した企画展です。
今回は、自筆原稿や墨跡、初公開の自作歌帖
「鶴亀帖」、戯画集「菊石帖」をはじめ、
約80点ほどを公開いたします。

ミュージアムトーク
第1回:10月12日(土)14:00~15:00 小川直之(本学文学部・教授)
第2回:10月26日(土)16:00~17:00 小川直之(本学文学部・教授)

※2回の内容は異なります。

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