伊勢神宮で、古い御正殿から新しく建てられた御正殿に
神さまがお移りになる、20年に一度の行事。

まさにこれから、
10/2から内宮でのご遷宮メインの儀式が行われるのです。

私は、古典は、源氏物語から入ったせいか
伊勢というと、斎宮のことが頭を離れない。
父帝のために、伊勢へと下向し、神に仕える親王。
その任は、次の御世がわりまでなので、
都を離れ生涯伊勢の地で神に仕える生活をさせられる姫君もいらっしゃる。
簡単な言葉ではすまされないお役目。
しかし、帝のため、都の平安のため
神に一生を捧げる覚悟と共に伊勢へ下られるのだ。
未婚の親王...。

前期、私は伊勢神宮と鹿島神宮の
「大物忌(おおものいみ)」という女の子
(鹿島神宮の場合は子供のころから死ぬまで仕えるのだが)、
その「大物忌」についてを研究テーマにしていた。
下の写真のように、こんな小さな女の子=大物忌。
しかし、彼女がいなければ、大事な行事をはじめることはできない!!
女性の力が、何某か必要なのです。

古代の女性祭祀に興味がある私は、
女性のシャーマニズムや女性の祈り&祭祀の役割を研究したいのだ。
それで、後期になり。
やはり、斎宮のことを研究してみようと今日決めた。
倭姫命が最初の斎宮さんだが、そこからはじめてみたい。

昨年、伊勢神宮の別宮である「倭姫宮」で奉納舞をさせて
頂いたご縁もあり、草薙剣をヤマトタケルに渡されたのも
倭姫命さまだし。私には、なんか離れ難いご縁を感じる。
コノハナサクヤヒメ、卑弥呼。
私は女性の神さまや、シャーマンが
やはり気になるし、知りたい。
そのさきがけに、倭姫命さまのこと斎宮さまのこと
調べてみよう、と思ったのでした!

伊勢神宮の禰宜であられる
中西正幸先生の「祭祀学」や「ゼミ」の授業
を受けて、そんな風に考えながら、
同級生と大学のカフェテリアで
カレーを食べた、久々の学食。
同期の山口くん、我孫子くんには本当にお世話になってる!
私がわからないこと、忘れてること、
そんな大学の連絡事項とか、入院で遅れた授業のこととか
本当にこの二人が助けてくれているのです。
仲間がいて、こうして、助けられて生きてる。
感謝だなぁ。


(この写真は、昨年、倭姫宮 奉祝記念式典にて。)
0 件のコメント:
コメントを投稿