2011年4月8日金曜日

新しい原発はもういらない。上関原発と、絶滅危惧種カンムリウミスズメ。

ほんの先ほど、大きな地震がまた、ありました。
余震、いつになったらおさまるのでしょうか。心配です。
福島原発の記者会見もすぐありましたね。世界が注目しているはずです…。

さて、こんな風に東日本が天災の脅威に巻き込まれている中、
山口県の原発事業が中止されることなく、続いています…。

おだやかな瀬戸内海の海。
山口県上関町長島周辺の海の自然は、大変貴重です。
その海を、危機にさらす上関原発の開発…それが進められているのです。

昔ながらの伝統漁法を継承するこの地は、唯一と言っていいほどの多くの貴重な種が残っているそうです。
ここに祝島(ほおりのしま)という島があって、そこの漁師さんたちの生き方は日本には、
もうとても稀少な存在だといいます。自然との共生した生活を営んでおられるのでしょう。
ほおりのしま、というやまと言葉にも心を惹かれます。

さて、この周辺の海域に、絶滅危惧種のカンムリウミスズメがいます。

換羽期(繁殖期を終え、
夏羽から冬羽に換わる夏季)は飛ぶことが
難しくなるカンムリウミスズメにとって、
豊富に餌があり、安心して生息できる
海域なので、何とか、この美しい
エサの豊富な海で彼らは生き延びているのです…。

しかし、今、そこに新しい原発が建とうとしている。


これ以上、美しい海を汚染し、カンムリウミスズメのような絶滅を前にした動物達を犠牲にしてまで
原発を作らなければならないでしょうか。
人々がエネルギーを使いすぎないように、皆で考え直し行動し、
もっと他のクリーンエネルギー開発によって、日本の美しい自然を残してゆきながら
生きてゆくことはできないでしょうか。

カンムリウミスズメ、はじめて見ました。
本当に、頭に冠を立てて、可愛らしい鳥ですね。

この子達が、思いやりのない人間たちのせいで
絶滅に追い込まれてもいいのなのでしょうか。

だって、今なら、少しの我慢や少しのやりくりで
なんとか代替エネルギーも考えられそうだし、
なんとか力をあわせて新しい原発をこれ以上
たてるという、古くさいやり方じゃなくても
何とかできそうじゃないですか。

もう、昔とは違うんですから
他の方法で、人間が使うエネルギー生産のこと
考えませんか? 私は考えたいです。

その心の発動の源が、絶滅危惧種の鳥を助けたいって
思うことから始まってもいいと思います。

種をひとつ断つなんて…
巨大隕石が落ちて来たとか、何かやむをえない
なにがしかの理由があったなら仕方ないけれど
原発開発なら、やめられないでしょうか。

反対している地域住民の方々のお気持ち、よくわかるし、私も、もうこれ以上の原発開発には反対です。


☆財団法人 日本野鳥の会 カンムリウミスズメ保護の取り組み
http://www.wbsj.org/nature/kisyou/sw/about.html


☆STOP上関原発:http://stop-kaminoseki.net/

☆祝島ホームページ:http://www.iwaishima.jp/

  

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