2011年4月7日木曜日

レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」映画化

レイチェル・カーソンの「沈黙の春」をはじめて、読んだ時、ものすごい衝撃だった。
彼女の存在を最初に教えてくれたのは、友人で花道家の大久保有花さんでした。

それまで、農薬や産業廃棄物から発生する汚染について、誰も言った人はいなかった。
彼女は、小説家を志していた、科学者だった。
多大なる批判を受けながら、
彼女は決して屈することなく人類の健康と環境の危機、真実を訴えたのでした。

春になっても、鳥が鳴かない…。
それがサイレント・スプリング、沈黙の春とタイトルされた意味でした。



彼女の遺作となった最後の本、
それは「センス・オブ・ワンダー」。
私が大好きな本です。

5歳の甥、ロジャーを浜辺や森の中に
連れてゆき、彼女がこの自然界の美しさ
雄大さ面白さ不思議さを一緒に体験しながら伝えてゆく。

その日記のようなエッセイが、彼女の最後の本でした。
彼女が余生を送ったメイン州の海岸にあるコテージ。
その豊かな自然の中で甥のロジャーと過ごした日々。


それを、ドキュメンタリー・タッチで
映画化したのが、
『レイチェルカーソン 感性の森』。

現在、『100000年後の安全』と同じく、
渋谷の映画館で上映しています。

http://www.uplink.co.jp/kansei/   

レチェルカーソン 感性の森
ーーーー下記/映画紹介文より。ーーーー

地球と生命を愛したレイチェル・カーソンが、最後に伝えたかった
"神秘さや不思議さに目をみはる感性(センス・オブ・ワンダー)"
の大切さが詰め込まれたこの映画。

科学者として、作家として、そして、一人の女性として
"神秘さや不思議さに目をみはる感性(センス・オブ・ワンダー)"を持って、
勇敢に生きたレイチェル・カーソンの姿がそこにあります。

「レイチェル・カーソンという女性は科学者でしたが活動家ではありませんでした。
フルタイムの仕事を持ち、家族を養いながらも、現代で最も重要な本を書き上げたのです。
この映画は小鳥たちのコーラスや木の芽の感触、海辺のにおい、夜空にまたたく星を感じながら
日々を暮らすための知恵と信念が詰まった、カーソンからの大切なメッセージである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今、レイチェルカーソンのような考え方、生き方が
日本にも必要です。
私も、彼女のようなセンスを心に宿して、
いつまでも美しい日本と共に生きたいです。

いつまでも、春になれば、鳥がさえずり、花が咲き、心が幸せに満たされるような。
そんなが地球であり続けられるように…。心から祈ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿