2011年4月17日日曜日

チェルノブイリのような… たんぽぽ なんだ…。

フリージャーナリストの北村年子さんの記事を見た。
20数年前、福島第一原発の敷地で、1本の茎に2つ花をつけた奇形のタンポポを見た。
と、書かれていた。チェルノブイリと同じだ。

放射能は生命に影響する…ということです。
花も、鳥も、人も…同じです。

私は朝、窓をあけて風を感じるのが大好きです。
今は、桜の季節ですから少し先の氷川神社の桜の花びらが、
私の家の前まで風に乗って舞飛んで来ます。
その花びらが何度も何度も風の中をくるくる巻き上がるのを見ているのが大好きです。

でも、だんだん、こんなふうに窓をあけて風を感じることが
いつかできなくなっちゃうんじゃないかと思ったんです。
実際、福島原発近くの方々は、窓をあけるばかりか、
その家にもいられなくなっているわけで。
その周辺の空気を存分に吸えなくなっているわけです。

どうして、こんな重大な問題を抱えているのに、
テレビは大事な話をそっちのけで、日常的な番組ばかりをやっているのかな。
どんなに隠しても隠しても、もう隠し仰せないのに。
どっかの局ぐらい原発専門チャンネルになってもいいぐらいの事故事件じゃないのかな。

世界中の友達が、日本のことを心配してくれていて。
でも、その度に、私も返す言葉がないです。実際、わからなくて答えられないのも現状です。
私は元気です、としか伝えられない。

皆が健康で、皆が安全で。
皆が日本の土地の上で生きられてこそ、じゃなですか。
どんなにいい仕事やいい商品やいい建築物を作っても、
その土地に生きられなかったら、仕方ないじゃないですか。
地方へ難民して、最終的には外国へ難民しなければならないかもしれない。

昔、小松左京さんの「日本沈没」という映画があったけど。
天災で沈没してしまう可能性だってあるのに、
沈没もしていない日本の土地の上に、住めなくなったらどうするんですか。
住んでいても、どんどん人や動物達が奇形になっていったらどうするんですか。
新鮮な空気が吸えなくなったら、地下帝国にするんですか。
地下帝国を創るのに、また誰かが営利をむさぼるんでしょうか。

春、新鮮な空気の風を感じたくて、自分の家の窓をあける。
そのことが、どんなに贅沢なことなのか、私は最近感じています。
実際にそんな普通のことが出来なくなってしまった土地がたくさんあるのです。

雀やメジロなんかも、
公園や大きな農家さんの家の庭に飛んできてはさえずります。
彼らは、もう何かを感じているかもしれない。でも、今年も巣をつくり子育てをはじめます。
1本の茎から2つの花が咲くたんぽぽ。
小さな世界で起こっていることは、大きな世界でも起こることです。


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http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm

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