2012年2月9日木曜日

スクナヒコナって、どうして飛んで行っちゃったんだろう。

スクナヒコナです。
大国主と一緒に国造りした小さな神様です。
ガガイモの舟に乗り、
ヒヒルの皮の服を着て海の向こうからやって来る。
私の大好きな神様です!
大国主にとってなくてはならぬ存在で、
二人は、本当に仲良く助けあって国を造ってゆくんです。




かれ、大国主の神、出雲の御大(みほ)の御前に座す時に、
波の穂より天の羅摩(かがみ)の船に乗りて、鵝(ひむし)の皮を内剥(うつは)ぎに
剥ぎて衣服にして、帰り来る神あり ー『古事記』上巻ー


「御大の御前」、みほのみさきは、出雲の方にある
美保関の岬のこと。ここに、スクナヒコナは現れます。

「羅摩(かがみ)」はガガイモの古名。
その葉がタンポポの種みたいなのをはらんで、小舟の形をしています。
そんな小さな舟に乗ってやってきたのですから本当に小さな神様です。

「鵝(ひむし)」というのは「蝶」や「蛾」のことで。
そんな羽のきれいな皮を着物にして、着ぐるみみたいな格好で現れるのです。

私は幼い時から背が低かったので、
小さな英雄が大好きでした。
スクナヒコナ、一寸法師、牛若丸。
ダンボやアトレーユもその並びで好きなんだと思います。

それに、おばぁちゃんが
「かぐや姫も一寸法師も、生まれた時小さい子には神力が働いて
大きなことをなすようになる」って、いつか言ってくれたし。
スクナヒコナは、こういう小さい英雄の元みたいな人だから…。
大好きなんです、私。

でも…スクナヒコナは、ある日突然、姿を消すんです。
理由も別れも告げずに、粟の茎によじ登り、
弾かれて飛んで行ってしまう。
スクナヒコナは、ある日突然、海の向こうの常世に帰ってしまう…。




なぜ、突然、いなくなったんだろう。
ずっと、昔から考えているんですけど、まだ、よくわからないんです。
昨日もふと思い出して。ずっと、考えていました。
考えだすと空想の世界に入ってしまって、
全然止まらなくなるの、私のくせです。ひと大河ドラマみてる感じ。
後から思い返すと、いつも笑っちゃうんですけどね!

で、結局。理屈ではよくわからないので…
ハンググライダーとかやってみたら
わかることがあるんじゃないか、と。
いちを昨晩の結論でした!!


三月から 祝詞の勉強をしに奈良泰秀先生の元へ通うので、
ぜひ一度、お聞きしてみたい、と考えています。

スクナヒコナは、やっぱりわかってて、飛んで行った…のかな。
自分の意志でオオクニヌシノミコトと離れたのかな。
その方がよかれと思ったのかな。
それとも、常世の神様の采配なのかな。

かぐや姫も最後は、月へ帰ってしまいますよね。
ダンボと一寸法師はハッピーエンドなのになぁ…。

確率1/2 だな。

あ!夕方までには東京に戻らねば。
軽くランチして出発します!!

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