2012年2月11日土曜日

オリオン大星雲を見た!天体望遠鏡で♫






オリオン大星雲は、オリオン座の三ツ星の下にあります。
トラペジウムという台形の星の間をさざ波のように
小さな星々がキラキラと輝き、
そのまわりは白いガスで包まれています。




図鑑とかには、こういう色彩鮮やかな写真が出ています。
でも、天体望遠鏡を肉眼でのぞくと…
ここまで、ガスの色が赤くは見えません。
実際は、こんなイメージに近いモノクロな雰囲気。




でも、これとも違う。
肉眼感覚って、言葉で表現できません。
光の色が白か、と言われるとそうでもない。
なんらかのキラキラ光る細かな色彩もあるんです。
ところどころ、青のようなピンクのような。

だけど、天体望遠鏡もライブだから。
その時に見た感覚でしかない…という感じで。

土星なんかは、おもちゃみたいに球と薄い円盤が
すぐ手に届くところ見えてるように見えます。
昔見たジュエリーボックスは、本当に宝石箱をひっくり返したように
緑や赤やオレンジや青や黄色い輝きが見えたし。

望遠鏡大きさや、天気や、その時の気分でも
星々は違うように見えるのかもしれません。

でも、すごいのは…
星は、生きてるなっていう感覚です。
昨日の、オリオン大星雲は、微生物みたいでした。
キラキラキラキラって、動いてた。
1500光年向こう。
光の速さで1500年かかるところの散光星団。
赤ちゃん星がたちがたくさんいるところ。




真ん中に4つの星がありますよね。
これがトラペジウム。
オリオン大星雲の中心部で、星の生れる場所だと教えられました。
(これも図鑑の写真です。こうは見えません。)
でも、星雲からガスが出ていて、
邪魔なものとかがなければ、本当は赤く見えるそうです。


でも、なんか感動しませんか?
星たちは、こんな風にして生まれてくるんだ…。

それにしても、オリオン座って不思議です。
オリオンの左肩にある赤い星ベテルギウス。
このベテルギウスは、星の最期を迎えようとしている(迎えた)星で
超新星爆発をする(した)とも言われている星ですよね。

600光年もかなただから、例え爆発してもその光は
600年しないと私たちの目には見えません。
だから、今日にでも明日にでも、夜空のベテルギウスが爆発して
月みたいな大きさで輝き広がってもおかしくないと言われています。




しかし、そんなベテルギウスのすぐ近くにあるオリオン大星雲は
ほんの生まれたばかりの赤ちゃん星のあるところだと言う。
オリオン座という星座をひとつ見上げるだけで
壮大な時間旅行をしているわけです。
すごいなぁ。。。


今日は、昨夜見た
オリオン大星雲輝きを身に映して、剱を振りたいと思います!
私は、今、宮本武蔵が洞窟で見たであろう…
「光」の存在について考えていて。
では、稽古へ。

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